a.k.a.Sakaki

赤坂さかきの旅路

習作⑪

使用ツール:SAI Ver.2

前回(習作⑩)は、ピクシブにおいて閲覧数の割にはブクマ数の伸びがいまひとつでした。サムネ映えするイラストだった一方で、もうひと押しが足りない絵だったと考えて良さそうです。ということで、今回は…というか、しばらくは、バストアップを主体に「キャラ顔」の練習をしてみることにします。

コンセプト

ということなので「魅力的なキャラ顔」がテーマでした。バストアップの絵なので、顔と手の表情に情報を詰め込まなければなりません。そこで、イラストレーターの Ixy 先生の絵づくり(=キャンパスの使い方)を参考に構図を考えてみました。それが以下のような解説になります。

Ixy 先生のイラストは、下からキャラクターを見上げるような構図が多いように思っています。なんとなくそう思ったのですが、確かに、こういう位置から女の子を眺めると魅力が増すような気がします。カメラ位置を下に置いて、顔を撮影するようなイメージで構図を考えてみました。たとえセーターであっても、女の子が服を脱ぐ仕草はドキッとしてしまうので、この仕草を取り入れました。

 シャツを脱がせて下着にしても良かったのですが、お腹を冷やしたくなかったのと、個人的には肌が見えるよりも服を着ている方がキャラ絵としては魅力的に映る気がしたのとで、セーターを脱ぐ仕草としました。決して「ココがいい匂いしそう」という意味合いはありません。

 表情に関しては「脱ぐ仕草」と親和性の高そうな顔にしてみました。こういう顔が好き…という人々に届いて欲しいなと思います。ゴミを見るような目も候補にありましたが「恥じらい」を隠せない表情もまたイイですよね。

フィードバック

今に始まったことではないのですが、顔を描くことがこんなに難しいとは思ってもみませんでした。そういう絵描きさんが多いのではないかなと思います。そういったことから、瞳の塗りと髪の塗り(線画も)は永遠の課題となりそうです。具体的に言語化すると以下の通り:

  • イメージの段階では全身を描いたのでバランスが良い。いきなりバストアップで描けるようになったらもっと作業速度が上がるはずだが、自分の場合、こちらの方法が作業効率が良い

  • 髪のハイライトが円形のパターンになっていない(形もいびつ)

  • 髪の1影が土台の色をほぼ覆い尽くしてしまった

  • 髪の2影が肌色を乗せた時に薄れてしまった(2影レイヤーは不要?レベル)

  • 右目が小さい気がする。あるいは左目が上に行き過ぎ(これについては印象を優先)

  • アオリの構図の割には(わずかながら)顔が大きい(瞳の位置も水平レベルな気がする)

…挙げるだけ挙げてはみたものの、すぐに修正できそうにありません。今回、この絵にかけた時間は2日程度(作業時間にして1日くらい)なので、ラフや線画を「寝かせる」ようにして緩和させることくらいしか対策が思い付きませんね。寝かせている間に別のイラストを描いて…と要領よくやってみようと思います。

 ただ、バストアップだからというのもあると思いますが、作業速度が上がったことは進歩かもしれません。自分のような塗り方やジャンルで生きるためには頭ひとつ飛び抜けた上で、さらに頭ひとつ飛び抜けなければならないと考えています。作業速度が早いということは、クライアントに対する「信用」にも繋がっていく話なので、それに関しては、成長を実感しているところです。

参考文献

  1. Paryiが全力で教える「髪」の描き方 ヘアスタイルにこだわる作画流儀
  2. イラストレーターが考えた女子高生ポーズ集
  3. 最高のイラストを作り出す!魅力的なキャラ顔の描き方
  4. Ixy先生のTwitter
  5. Ixy先生のピクシブ