a.k.a.Sakaki

赤坂さかきの旅路

習作④

使用ツール:SAI Ver. 2,『五等分の花嫁(©︎春場ねぎ)』

 四女の四葉です。個性豊かな五つ子ちゃんなので、1人を選べと言われたら返答に窮してしまうのですが、それでも選べと強く言われたら四葉なのかな…と思います。天真爛漫で元気な娘というのは眺めていて飽きません。自分はどちらかと言うと引っ込み思案な性格なので、体育会系の女の子にグイグイ来られたい人生でした。一応、推しのキャラクターということで(?)、最も時間がかかったと思います。日曜日の1日中、四葉のことを考えていた程度には。

コンセプト

「元気」で「運動が得意な娘」なので、躍動感のある絵になるよう努力しました。これを起点にして次のキーワードを考えていたら「ジャンプをしている構図」が浮かんできました。それと同時に「う~↑えす~↓ぎさぁ~ん↑↑」のセリフも聞こえてきたので、完成図のような絵になりました。

 こだわりポイントとしてはスカートでしょうか。ダイナミックな動きですが、あまり派手な構図は画力不足で描けないので、静かではありますが動きを入れてみました。

 背景にキャラクターのイメージカラーを採用するのは、二乃の時と一緒ですが、今回は工夫してクローバーを型どりました。いま考えると二乃もウサギ型にすればよかったなと思っています。ものすごくシンプルですが、コンセプトはこんな感じでした。

フィードバック

続いて絵の反省です。個人的には可愛く描けたと思っているのですが、女性らしい華奢な身体が上手く表現できていないように思います。中野姉妹はバストサイズが大きいのが特徴なのですが、ただ胸板の厚い素体になってしまっているようにも思います。肩幅をぐっと削って、くびれを強調していればもっと良かったのではないかな…と考えています。骨格が固そうです。思い切ってデッサンを狂わせることも検討してみましょう。

 次に、瞳の着彩は「雑さ」が目立ちました。慣れない内は、一つ一つの工程を丁寧に取り組む必要があります。目はキャラクターの印象を大きく左右するパーツなので、最も冒してはならないミス(?)だったと思います。これで何度目だという話ですが、急いては事を仕損じてしまいます(2021.10.10、修正)

 最後に、着彩です。昔の彩度に戻してみましたが、三玖(習作③)よりもギラギラせず、自分好みの大人しい色合いになりました。この色合いで着彩するのであれば、カッチリした線画よりも、ブラシ濃度を下げた線画に変えて、水彩調に塗っていく方が見栄えがしそうです。ゴワゴワさせず、透明感のある塗りにできるかどうかが肝です。五月の絵が終わったら実験してみたいところですが、実のところ、あまり完成予想図が見えてこないので資料を集めるところからスタートです。

 今までは楽しく描けていれば別にいいや…という考えでしたが、こうして次の絵に向けての改善ポイントを挙げていると落ち込むこともあります。楽しいのは楽しいのですが「多くの人に見てもらう努力をしなければならない」というのが大変です。その意味で、数年の空白期間を挟んで、きちんと描き始めてからまだまだ2ヶ月程度です。気長に取り組むことにしましょう。

参考文献

  1. 五等分の花嫁 TVアニメ第1期 公式設定資料集
  2. 五等分の花嫁 キャラクターブック(四葉)
  3. イラストレーターが考えた女子高生ポーズ集