a.k.a.Sakaki

赤坂さかきの旅路

習作⑧

使用ツール:SAI Ver.2(周央サンゴ)
バーチャルYouTuberとして活動されている「周央サンゴ(すおうさんご、以下「ンゴ」)」ちゃんのファンアートを描きました。彼女を知ったきっかけは友人から送られてきた、以下の切り抜き動画でした。よくもやってくれたな。コチラをきっかけに興味を持たれましたら、本家のチャンネル登録もよろしくお願いします。私情ながら、もっと伸びて欲しい…。まあ、私情しかないブログだから気にしない方向で。

www.youtube.com

コンセプト

今回のイラストはファンアートなので、簡単に、以下の3点に注意しながら描きました:

  • 誰が見ても「周央サンゴ」に見える

  • おっとりキャラの描き分けができる(注:本人は少し毒があります)

  • 動画でも使用しやすい縦横比で映える構図を考える

フィードバック

今に始まった話ではないのですが、版権イラストはオリジナルよりも(比較的)難度が高いように感じます。誰が見ても「ンゴ」に見えるというのは、言葉を変えると、そのキャラクターにおいて外してはならない要素を取り入れた絵にしなければならないことを意味しています。つまり、自由に描けるオリジナル絵に比べると、ある程度の制約が版権絵には課されていることから、高難度であるといえます。この髪型で桜色の髪のキャラ絵なので、最初こそはToLOVEるのララに見えてしまっていました(何度も描いた髪型なので尚更)

 抑えるべき点は「目の形」と「髪型」と「性格」と「衣装」であることが基本です。例えば、東方Projectのイラストは「トレードマーク」さえ描いておけば、絵柄に左右されることなく誰が描いても「任意の東方キャラ」になります。余談ながら、こういうキャラデザインは中々できるものではない気がします。ZUN絵、すごいなって改めて思います。

 ンゴの場合は「おっとり」とした性格なので、直線を使わないことを意識して描画しました。前回の『五等分の花嫁』のファンアートでは、キャラクターに寄せきれていないことが課題でしたが、今回は、資料を参考にするのではなく、資料を真似るつもりで描いたので、きちんとキャラクターに寄せられたと考えています。それでも、自分の絵柄は抑えきれていないようなので、これぐらい徹底するくらいが版権絵を描く時は丁度いいのではないか…と考えました。

背景なし差分
 その一方、自分の版権絵には「キャラクター+1の性癖」が詰まっていないように思います。仮に遜色なく描けていたとしても「上手い」で止まってしまうような気がしています。言葉を変えると、せっかく可愛く描けているのに「伸びない絵」になっているような感じがしています。考えた結果、ファンアートで大切なのは、キャラクターに寄せることを土台にして思い切った創作をしてしまうことである…という論にたどり着きました。これについては以降の課題といたします。練習になりました。

余談:最近意識していること

最近で意識していることは、直線で引いたような構図になることです。こうすると、なんとなく女の子っぽさが出るような気がしています。動画の縦横比(16:9)で映える構図を色々考えてみましたが、こういう傾きを与えてあげること以外に解決策が思い付きませんでした。ちなみに、今回の絵では文字レイヤーも肩の傾きに合わせています。次回のイラストでも、技術不足を少しでも補えるよう、上手そうに見える構図を考えてみようと思います。

参考文献

  1. イラストレーターが考えた女子高生ポーズ集
  2. 最高のイラストを作り出す!魅力的なキャラ顔の描き方
  3. 周央サンゴのツイッターを参考にしました
  4. 背景の資料も彼女のツイッターから