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赤坂さかきの旅路

探鳥日記⑩:ウメジローを撮ろう

花粉症シーズン到来。今年は特に飛散量が多くて睡眠不足気味です。しかし、超望遠レンズを入手してから「梅」や「桜」の季節は初めてです。かねてから「植物」と「野鳥」の主題+副題で写真撮影をしたかったのですから撮影に行かない理由はありません。

1年ぶりです

ということで、久しぶりにバイク旅ではなく公共交通機関で、広島市内の梅の名所「縮景園」へ今年もやって参りました。それにしても、かなり暖かくなってきました。広島駅から歩いて訪れましたが上着が要らないくらいでした。

白梅は散り始めていましたが、まだ紅梅にはぷっくりとしたツボミが見られました。早咲きの桜としても知られる河津桜は満開で、気候もさながら、春を感じられました。

シロハラ

この日の探鳥は「シロハラ」から始まりました。奇しくも、前回の探鳥で最後に出会った野鳥だったので縁を感じられずにはいられませんでした。クリクリおめめとふっくらフォルムがたまりませんね。

今年の撮り収めかな

ジョウビタキとも出会えました。落ちている梅がよい玉ボケの演出をしてくれて、季節の移ろいを醸し出してくれます。この辺一帯をナワバリとしているのか、この後でもシャッターチャンスがたくさんありました(後ほど紹介)

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普段は警戒心が強いヒヨドリですが、縮景園のヒヨドリに関しては、なぜか自ら近くまで来てくれます。梅の木に隠れてしまって失敗した写真なのですが、この距離で撮影した時の羽毛の描写に感動したので載せておきます。見て欲しい。

ということで、色んな「ウメジロー」の撮影に成功しました。これは記念撮影的な写真ですが、足繁く通われている写真家曰く、この日は豊作だということで、それが伝えられたらと思います。

ウメジローのベスト?(杏)

打率は1500枚の内の1枚なのでかなり低いのですが、なんとか粘って作品らしいウメジローの撮影に成功しました。これ、いい感じでは。若干ピン甘かもしれませんが、いい感じで背景も抜けていて、構図調整にトリミングした程度で済んだ点は良かったです。

まるで花札の「シカト」の絵札のようなメジロが撮れました。これは飛び立つ直前の姿だったと思います。光量は申し分なかったのですが、それでも ISO 感度を大きくしてシャッター速度を稼がないと飛翔シーンは捉えきれません。中々に難しいです。

これも良い枝に止まってくれた個体です。欲を言えば、ポートレート撮影のご法度である「串刺し」をしてしまっているのと、枝先の梅が白飛びしてしまっているので、それさえなければ…という感じです。

ひとしきりメジロを撮影し終わって機材を片付けようとしていた目の前にジョウビタキが留まってくれました。ファンサービス旺盛です。良い写真が撮れました。

この野鳥も警戒心が強いはずなのですがヒト慣れしているような印象を受けました。気の強い性格なので、周囲の人間よりも自分が強いと思い込んでいる可能性…はさすがにないか。動画も撮らせてもらいました(YouTube 動画のカットインで使用できればと思います)

そこら辺にいるムクドリも写真に収めるのは初めてかもしれません。今からコイツの声量に涙するヒトが後を絶たなさそうです。群れでも鳴きまくるので今から恐怖です。

カモの識別は未だにできない

水鳥を撮影するチャンスも訪れました。何ガモなのかは自分には判別できませんが、ワンポイントで青く輝く羽があまりにも美しかったです。しかも綺麗な間隔で並んでいます。カモってカッコいいね。

ということで、念願だった梅ジローの撮影に成功しました。また数週間後の桜とメジロの組み合わせ(サクジロー)の撮影が楽しみです。また、その頃には、夏の幸せの青い鳥である「オオルリ」のさえずりも徐々に聞けるようになっているはずなので、これまた楽しみです。

 撮影中、どうしても GFX100S II が欲しくなっていましたが、レンズ込みで200万円前後の出費が見込まれるため諦めざるを得ません。手に取った時こそは、あまりにも重くて自分の肌には合わないと考えていたものの、圧倒的な描写力を前に揺らいでいます。バイクも買っているため、さすがにローン購入も難しいです。

 さてさて、撮影に関してはモヤモヤしますが、このようにして、季節を一段ずつ踏み歩きながら今年からは心穏やかに過ごしていきたいと思います。 ― それでは、また。

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