前回の探鳥日記
本編
故障したレンズが修理から戻って来ました。期間は約1ヶ月と言われていましたが、2週間で戻って来たので、滑り込みで夏鳥を探しに行ってきました。
かなり気温も上がったため(失敗した写真も載せなければならない程度には)中々野鳥に出会えませんでした。しかし、山奥からサンコウチョウの鳴き声はまだ聞こえてきましたが、恐らく今日が、自分が聞ける今年最後のさえずりとなるでしょう。
渓流沿いでの探鳥を諦めて、以前、キビタキの撮影に成功したポイントまでやって来ました…が、柳の下にドジョウは二匹いませんでした。さえずりは聞こえてきたのですが、姿は確認できず。代わりに、チョロチョロ飛び回るヤマガラが目の前に現れました。
時刻も正午に近付き、撮影に関しては諦めかけていたところでした。警戒心のカケラもない、黒い野鳥が目の前を横切りました。AIノイズ除去にがんばってもらわないといけないくらい薄暗い藪でしたが、レンズを覗くとクロツグミの姿がそこにありました。
修理の間に出会えなかった野鳥もいたことでしょう。夏鳥らしい夏鳥に出会えると嬉しいものです。このクリクリした目が魅力的です。
なんとか作品っぽく仕上がったのがこちらの1枚です。日光を浴びに来ているので撮影できなくても良いのですが、それでも、夏にしか観察できない鳥なので嬉しいものです。粘って良かったですね。
あまりの暑さにレストハウスで休憩です。餌場にはカワラヒワ。以前と違うのは幼鳥らしき個体も留まっていたところでしょうか。子育ても終わりが近いですね。オオルリやサンコウチョウは来年に持ち越しとなりそうです。
休憩の後、うっすらと聞こえていたキビタキやセンダイムシクイのさえずりの発信源に向かいました。しかし、声だけで姿は見えませんでした。代わりにサンショウクイと思われる野鳥の姿が確認できました。
今回の探鳥はここまでです。足を運ぶ回数を増やしていけば、もっと出会える野鳥も多いはず。今夏の森林公園での探鳥は恐らく最後になると思いますが、次回は9月あたりから秋・冬の渡り鳥を狙って訪れようと思います。
夏の野鳥を狙うとしたら、広島県民はどこに行けば良いのでしょう。やはり大山や三瓶山のあたりまで行かないと難しいでしょうか。探鳥家の暗黙のルールとして「撮影ポイントを公表しない」というものもあり、情報を集められていません。
もし、この記事を読んだ有識者の方がいらっしゃいましたら、こっそりと教えていただければ幸いです。各SNSで情報交換できればと思います。
夏鳥、まだ会えるかな…。