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赤坂さかきの旅路

ハト標識を捕獲する旅【第一弾】

読者の皆さまは「ハト標識」をご存知でしょうか。以下2つの警戒標識がタテ・ヨコに並んだ結果、偶然「ハト」と読めてしまうようなものを言います。うーん、人間の認知能力というのはかくも愛おしいものか。

参考:偶然から生まれた!?「ハト標識」

カタカナの「ハ」に見えるのは「車線数減少」と「幅員減少」の標識で、一方「ト」に見えるのは「ト形の道路交差点」や「合流路」を示す標識です。

広島県には1つしかない

当記事執筆時点で、広島県には海田市に1つ存在するだけです。日帰りで「ハト」を捕獲するのであれば山口県の6つ、岡山県の3つ、背伸びして鳥取県の米子あたりが(自分の場合は)限界な気がします。

今回の経路

今回は、その山口県側(萩地区)のハトを捕獲し、ついでに須佐ホルンフェルスに行って帰って来るというツーリング経路で走ってきました。冬場なので国道191号を通るのは避け、中国自動車道経由でグルっと円を描くような感じで走ってきました。以下、そのお話です。

ハト標識を追え

ただの「ト」が気になってくる

「ハト標識を追いかける」と、心に決めてからは「ト」だけの標識でさえも気になってしまいます。今回はこんなことの一々に興奮しないといけないツーリングということで、今からワクワクが止まりません。

県道140号

最初の「ハト」を捕獲しました。想像以上にハトです。見つけた時に「ハトだ!ハト!」と思わず口ずさんでしまいます。この調子で残り3枚の回収に向かいます。

「御食事処 山里」さんにて

途中でアクションカメラの電池が切れたので、交換ついでのエネルギー補給です。この辺りは標高が 500m を超える地点もあり、路肩には雪が多く残っていたので、こういううどんがありがたい。元気が出ました。

国道9号線付近

そうして峠道を越え、国道9号線の太い道路に出てきました。そこから少し外れた道に2羽目のハトを発見。写真の奥にある土地からお爺ちゃんが不思議そうな目で見てきました。彼らは「ハト」にあまり興味を示していない様子です。

益田阿武線上

3羽目のハトは、益田阿武線上にありました。最近できた「ハト」なのか、綺麗な「ハト」でした。綺麗なハトってなんやねん。

最後のハトはその延長線上に

この先を走った対向車線側に最後のハトがいます。これで計4羽のハトを無事捕獲しました。なんだろう、この達成感。面白かったです。

いい雰囲気

ハト標識ツーリングですが、萩地区の場合、信号のない峠道をずっと走れる上に、ガソリンスタンドや食事処なども途中にあることから中々に楽しめます。初夏から初秋あたりだと凍結の心配もなく涼しい場所を走れるのでオススメです。

須佐ホルンフェルス

最後のハトから10kmほど走った場所に「須佐ホルンフェルス」というジオスポットがあります。未踏の地だったので向かうことにしました。

Google Maps のような写真が撮れました。日本海側ということもあり、水平線が美しく、ホルンフェルス(土が堆積した地層にマグマの熱が入り込んだもの)も月次な感想ですが「地球キレイ!」という語くらいしか出てきませんでした。

たまたま日本に生まれ育った奇跡に対し、感謝した日は久しぶりでした。まだまだ見たことのない景色を眺めに行きたいとも思いました。少し背伸びしてお迎えしたバイクでしたが、早くも 2025 年の「ベスト・バイ」に認定です。

ということで、夜間凍結の心配があった国道191号を避け、中国自動車道からの帰宅です。帰路は融雪剤だらけの道を走らされたり、気温0℃に近い場所を走らされたりもしました。とてつもなくしんどかったですね…。

帰りがつらかった

とはいえ、がんばった(?)おかげで慣らし運転の目安である 1000 km を突破し、晴れて制限なしでアクセルを回して乗れるようにもなりました。この翌日に初回整備とオイル交換もしていただけたので、次回からのツーリングはもっと楽しくなりそうな予感がしています。

総走行距離 約 391 km

第二弾のハト標識ツーリングは、岡山県方面の3枚を回収します。また気温が思い切り下がる様子なので、もう少しだけ暖かくなってからを予定しています。― それでは、また。

動画 #009

動画 #010