前回、ようやくバイク生活が再開したことを受けて「週末の天気を気にする生活」にも戻って来ました。この日の前日も例外でなく、大寒波到来に伴い、天気予報を眺めていました。
前日の積雪とは打って変わって、どうやら「寒いけど晴れ間がある」という予報だったので、荷物をまとめてバイクに乗る準備だけはバッチリとしておきました。要所々々で残雪は予想されましたが、見事に晴れてくれたので「島活」をしてきました。
序:島活とは
島活とは、文字通り、島で遊ぶことを指しています。冬のツーリングにおいて山間部は凍結や積雪が予想されるため、基本的には平地くらいしか走る場所がないものです。しかし、中国地方、もとい、山陽地方の瀬戸内海側は、天候に左右されにくい特徴があります。
広島の場合、宮島、江田島、とびしま海道、尾道、鞆の浦(福山)といった観光地にも恵まれており、冬場のツーリングスポットには困りません(※島にも峠道はあるので外周をイメージして書いています)
まだ慣れていないバイクで行けるような距離でルートを探してみたところ、江田島が目に留まりました。これまでは切串港から島遊びをして呉方面に出ることが多かったのですが、倉橋町→鹿島への方角は未踏だったので、こちらのエリアを散策してみることにしました。
いい歳して「お人形さん遊び」をしていた頃の記事です。懐かしいですね。余談ながら、久しぶりに艦これを開いてみたら「東京急行」任務から何日ぶりに帰艦したであろう鬼怒の声が胸に重くのしかかってきました。サービス終了だけはしないで欲しい。しおいびーむ。
寄り道と立ちゴケ
ということで、今回は目的地の呉まで有料道路を通ることにしました。目的が慣らし運転だけでなく、Vlog の更新もとなると時間は惜しい。現地での機材準備などの時間のロスを想定して早め早めの行動を心がけます(やってみて気付きましたが意外と大変)
冬場の平地といっても、大きなカーブや橋の上は少し慎重になってしまいます。外気温はマイナスを示していました。自分の運転技術を過信せず、こういう日はしっかりとタイヤの接地面を意識して走っていました。
せっかく呉に訪れたので、呉っぽい伊号潜水艦を画角に収めない理由がありません。目的地から少しだけ外れて、休憩がてらにこの写真だけ撮って、元のルートに戻るつもりでいました…ところで、事件は起きてしまいました。
合流の際の左右確認後、発信しようとクラッチを繋いだはずなのですが、アクセルが回っていなかったようです。エンストしてしまい、右折のためにハンドルはフルロックしていたためにバランスを崩してしまいました。あえなくの転倒です。
ハンドルがしっかりと張り出した車両なので、ハンドガード以外に負傷はありませんでした。傷に関しては何も思わないのですが、この扱いやすい車両でエンストさせてしまった技術に対して落ち込んだのは覚えています。久しぶりだからしょうがない。
気を取り直して、目的地の倉橋町まで走ります。道中、朝昼ご飯にと思っていましたが到着時刻が早すぎたようで開店していなかった様子。次回に持ち越しです(関連記事)
江田島方面に進んでいきます。共感してくださる方々も多いと思いますが、こういう鉄橋を走るのワクワクしますよね。
大迫キャンプ場にて
道なりに進んでいくと、キャンプ場とは思えないような場所にたどり着きます。周囲は畑とビニールハウスと海だけで、施設として開放しているというよりも「広場」という感じの場所です。何も要らない、野営玄人の方々には良い場所かもしれません。
この海岸には、特殊潜航艇基地があった様子で、戦没者を弔う碑が建てられていました。ご先祖さまが必死の覚悟で国を守ってくださったから現在の自分があるわけなのですが、ここ数年、この国には暗雲が立ち込めているような気がしなくもありません。詳細は控えますが、色々な意味で「貧しくなってしまった」と思わざるを得ません。
さらに奥へ進むと、バス停が現れます。こういう場所にあるバス停に弱い。興味本位で時刻表を見てみましたが、休日ダイヤになれば1日に2本だけしか停まらない様子です。行って帰って来るためだけ。でも、それだけ利用者が少ないのでしょうね。
そんな「最果ての地」ですが、海岸沿いの堤防は整備されていました。目の前が民家だったので、高潮や津波に対しての備えはしているようでした。所謂、限界集落と呼ばれる場所に似つかわしくない真新しい堤防で、人生について、物思いに耽っていました。つらい。
サムネイルや場面転換用に写真や動画を撮っていませんでした。戻って来たところで三脚を立てて撮影です。Weblog ではやらなくてよかったことを Videolog ではやらなければなりません。確かに、これは高評価やチャンネル登録に繋がらないと落ち込む人が跡を絶たないのも納得です。
結:後編へ続く
倉橋島についての詳細情報は、後編で鹿島の詳細と共にまとめておきます。遊びに行った島の情報は『シマダス』で確認するとけっこうおもしろいです。何なら、遊びに行く前に読むともっと楽しめます。
ということで、前編はココまで。後編は大迫キャンプ場から鹿島「宮ノ口」に向かい、そこから今度は「火山展望台」でのお話をまとめます。お楽しみに。