a.k.a.Sakaki

赤坂さかきの旅路

近況:夜桜と葉桜と迷走

桜がすぐに散ることは当たり前なのですが、今年の桜は特に早かった気がします。

 そもそも部屋から出ることのない日々を過ごしていたからなのかもしれませんが、起きている時間は、基本、部屋でパソコンに向かっているからでしょう。

日没前の空の良さよ

前回の記事でお花見は終了…と思いきや、満開だった時期に、今年も夜桜を見に行きました。例の廿日市市の桜並木です。今年は存分に桜を楽しんだ気がしています。

桜と月

日中は大したことのない桜並木ですが、日没前は雰囲気のある空間になります。まだ肌寒さが残っていたせいか、なんだか少し寂しい気分にさせられましたが「こうして歩きに来るだけの気持ちの余裕がある」ということが、現在の自分自身の心の平穏を象徴しているようにも思いました。

フリーランスである自分は、走り始めたばかりであるという現実も合わさって、いつ仕事が打ち切られるか分からないストレスと戦っています。それでも、なんとか数ヶ月分の大きな案件を受けることが決まり、この時点で前年度分の年収を上回ることができそうだと分かりました。気持ちの余裕は、そういうところから来ているのだと思います。

この1年間を振り返ると、どこの企業からも相手にされませんでした。履歴書の「英語」のおかげで書類は通過するものの面接となると、自分のキャリア観や能力を相手に伝えられず失敗続きでした。

いつの間にか副業の収入が上がらないまま本業となってしまい、貯金を切り崩しながらのギリギリの生活を続けました。それが気付けば「葉桜」の季節です。ようやく一旦の収束が見えてきたというわけです。

収束とはいえ、この葉桜のように再び新しい季節に備えなければなりません。仕事をもらうことがゴールではなく、その仕事の成果次第で次の仕事が決まっていきます。

 特に、IT業界未経験にも関わらず、いきなり社会経験を飛ばしてフリーランスになっているわけなので、ダラダラするのにも罪悪感を抱いてしまいます。

仕事を持ってきてくれた相手に泥を塗るようなことがあってはなりませんし、何よりもサービスというのは常にアップデートされていくものです。

 拘束時間や業務量こそは教員時代よりも飛躍的にマシになりましたが、仕事の重圧や質の担保に関しては現在の方が大変に感じます。

それでも、ある意味では「ひと段落した」と言える状況です。そろそろ1台目のバイクをお迎えしても良いのではないか…と考え、先日から情報を集めています。

最初の候補は、SRX600(3SX)です。正直、コレ以外のバイクに魅力を感じていません。乗ったことのある車両ですが、夜中に琵琶湖を走った時のあの感覚がまだ記憶に残っています。

 しかし、乗り出し価格が車検代込みの96万円。いつもならローンを組んでお迎えしているところですが、30年以上前の100万円近い車両ということもあり、迷いが生じているところです(審査に通ってしまったのが余計に)

その迷いを振り切って、現物を見てから考えられないか相談に行ったところ、今度は2023年のCRFが置かれていました。新車です。

 新車のほうが中古車よりも安い、という状況のバイク業界なのですが、その新車も目の前で拝むことができないくらいの品薄状態です。それにも関わらず、CRFが置かれていました。

 しかし、前にまたがった時と同じくして今回もしっくり来ませんでした。セローと比べると力はありますが、どうしてもフィット感を抱けません。次に来る時には売却済になっていると思いますが今回も「お見送り」としました。

https://www.bikebros.co.jp/catalog/2/85_4/

だったら125ccオフはどうだろう…と思い、フルサイズでセローの乗り心地に恐らく近いであろうXTZが気になっています。

 自動車専用道路には乗れないので行動範囲は制限されますが、2台目としてお迎えするつもりでいましたし、1台目にお迎えしておいて、年式の新しいオンロードバイク、しかも自分の性癖に刺さるバイクの資金を貯める作戦はいかがなものだろうと考えています(XSR700あたりがいいかなと考えています)

 「バイクを買う時は妥協しない方がいい」と聞きますが、SRX600の入手が困難であることに鑑みると、最も現実的に楽しめるのはXTZな気がしています。

 仕事で使う機材や作業場の新調とも重なり、旅の相棒はしばらく先になるか…と思っていましたが、意外と早く訪れそうです。

 さて、今後どうなるか分かりませんが、以上が近況です。迷うということは、言い換えると選択できるようになったということです。前向きに捉えてお仕事がんばりたいと思います。

 それでは。