a.k.a.Sakaki

赤坂さかきの旅路

夏を集めに@世羅高原農場

「今年の夏は世羅でヒマワリを見る」という意志を持っていたので、満開の時期を見計らって世羅高原農場までやって来ました。帝釈峡尾道へと向かう道中、いつも通過していた場所だったりします。

実は初めての来場

早速ヒマワリがお出迎えしてくれました。この時期は毎年「ひまわり祭り」が開催されており、多くの来場客で賑わっています。

圧巻

ひまわり祭りとは言うものの、そう大したことはないだろうとタカを括っていました。しかし、ゲートをくぐり抜けた先には広大なひまわり畑が視界いっぱいに広がっていました。

しかも、ココだけではないということに驚きを隠せません。撮影した場所はほんの一区画に過ぎず、多種多様のヒマワリが咲き誇っているとのこと。全部ヒマワリ園。とんでもない場所です。

SNS映えが約束されているやつ

この暑さの中でしたが、大きなカメラを持ち歩いている人が目立っていました。わたしもその一人。日向は暑いのですが、日陰は風もあって涼しく、熱中症警告が出ているとはいえ我慢できないほどの気温ではありませんでした。

本日の目的

編集ではありません。この世にも珍しい「白ひまわり」ですが、去年、テレビのローカル局の報道で見かけてずっと気になっていました。来年こそは…と思っていたため、念願が叶ってよかったです。バイクや自動車がないと訪れられませんからね、ココ。

天候にも恵まれました

それにしても、これ以上青空の似合う花は世の中にないのでは…と思わざるを得ません。ひまわりの撮影は低い位置から空を背景にすると、被写体を際立たせながら綺麗に撮影できる気がしています。

入口に向かって撮影

大輪の花として「ドーン」と画角の中心に置いても良いですが、上手く背景を整理して花畑全体を撮影しても綺麗です。副題となる山々と夏の青空が美しい。

望遠 / 広角

望遠を効かせて切り抜くもよし、ひこうき雲と絡めて広角側で切り抜くもよし。どう撮っても綺麗に撮れるのがこの被写体の良いところです。それにしても最高の時期に訪れられたようです。

クリック推奨

広島にこんな場所があったなんて…。いや、知っていましたが、テレビで見るよりも視野角が広くなっているせいか感動が大きいです。視界いっぱいの花畑というのは実在するのですね…。

白ひまわり以外にも変わり種がいました。マリーゴールドのような、キクのような、ダリアのような頭をしていたり、花弁が紅く染まっていたり。植物の世界も奥が深いですね。

日陰で休息

我慢できる暑さですが、日向で歩き続けるのは生命の危険を感じました。日陰で休息です。風も吹いていて汗が乾いてくれました。市内もこの気温なら冷房が要らないのですが…。あ、おいしいトウモロコシとアイスでした。

後半戦

レンズを XF56mm から XF80mm に交換して後半戦です。ポートレートから中望遠域~マクロ撮影でも楽しみました。もはや花の撮影には必須のレンズです。

驚くほどの黄色です。こうして眺めると「アクリル絵の具をそのまま塗りたくりました」というような発色です。プリンタが欲しいですね。これだけ綺麗だと額縁に入れて飾っておくと部屋が明るくなりそうです。

The Sunflower

綺麗な株です。なんと1本150円から摘み取って持ち帰ることのできるサービスもやっていました。前回の出張で備前焼の花瓶を買っておけば良かったですね。この花瓶だと花が長持ちするんですよ。来年に持ち越しかな。

こういうのに弱い

迷路があるなら入るしかないでしょ。ということで、少しダンジョン。かなりの敷地面積なので無事に抜けることができるのかちょっと心配でした。

でも、せっかく入ったなら遊び尽くしたいのが人情というもの。この「行き止まり」の札もしっかりと回収してからゴールを目指します。

迷ったから撮影できた

『葬送のフリーレン』という漫画の1シーンで、1級魔法使いの試験でダンジョンを突破する試験がありました。「ヒンメルがダンジョン好きだったから」というセリフは印象に残っています。回り道が楽しいものなんですよね。

迷ったからこそ撮影できたもの、出会えた景色というものがあります。これは何にでも言える気がします。無駄を楽しめる人生でありたいですし、目の前のことを楽しんでいたら目的を達成できていた…というような人生に憧れがあります。

ということでゴール。難なくでしたが、幼い子どもがこの迷路に入ると、背丈ほどある高さのヒマワリで四方を囲まれるせいか簡単には進めないようでした。わたしの首元まで茎が伸びていますからね。

大満足です。また来年も来ることにしましょう。今回は午前中だけの観覧でしたが、今度は閉園まで粘って夕焼けを狙いたいところです。最近、外出しても暑くない午前中、半日で帰って来ることが増えているため、何かの機会で別の景色を取り入れたいですね。

道の駅・世羅にて

相方の希望で道の駅に寄って軽食を取ることにしました。尾道まで近い場所なのか宿泊施設が建っていました。たぶん最近の話だと思います。

農場では食べなかった世羅牛バーガーをいただきましたが、塩むすびの方が美味しかったです。もちろん、世羅牛バーガーも美味しかったのですが、何でだろう、理由は分かりませんが美味しかったんですよね。身体が欲していたのかもしれません。

また来年

これがキッカケでバイク欲しい…という気持ちが再燃しています。もちろん、しばらくはお預けですが、また心の動いたままに路肩に停めてはシャッターを切る…といった旅がしたいものです。何度も書いていますが、いつになることやら。

 ― それでは、また。