a.k.a.Sakaki

赤坂さかきの旅路

迷子ごっこ@下深川編

本日の終点「喜咲庵」:https://www.kishoan.jp/

― 先生、迷子になろう

この友人の突然のひとことから始まった小旅行のまとめです。毎日のお散歩コースに悩んでいる人や「何もない」を楽しめる人にオススメの遊び方なので、この記事を読んで「やってみたい」と思ってしまった同志は任意の場所で迷子になっていただけたらと思います。

コロッケの「せきや」

ひとまず、行き先を話し合って決めるために集合場所を広島駅と定めました。ただ、その前に寄り道です。午前中の広島駅となれば「せきや」のコロッケを食べない理由はありません。職業訓練校に通っている間は行けなかったので、9月以来に食べたことになります。やはり美味しい。遅刻(?)の贖罪で買ってあげました。

当初の予定は狩留家でした

本文に入る前に、まずは「迷子ごっこ」のルールを説明しておく必要があります。簡単にですが、以下の個条に書いた通りです。なお、友人サイドのブログからの引用です → 帰って発泡酒が飲みたい。

  1. 何があってもイライラしない
  2. 絶対に、何があってもイライラしない
  3. 悪いことが起きてもタイミングのせいにする
  4. 行き先はマジで決めない
  5. 事前調査は一切しない。店に入るときも前評判を調べない
  6. マジで何もないとこに着いたときは傷が広がらないうちに早めに帰る
  7. ここで散策すると決めたら、可能な限り楽しむ

※広電ではありません

今回の迷子ごっこでは「芸備線に乗ったことがない」ということから、芸備線に乗って迷子になりに行きました。当初の予定はブログタイトルの下深川ではなく狩留家でした。赤色の電車に乗ります。

急遽、行き先を変更したのは、平たく言うと「「雰囲気が変わったから」」です。金八先生のロケで使われそうな川土手に加え、電車内は貸切状態。

切符を買う前に気付けよっていう話なのですが、狩留家は三次と広島の丁度ど真ん中に位置する駅でした。広島~西条区間のように、大きな駅と駅の中間地点は「秘境」である可能性が高く「ごっこ遊び」では済まないことが懸念されました。本当に迷子になってしまう。

お米を炊く香りがしました

そんな不安が渦巻く中、丁度(?)乗っていた電車は「下深川止まり」の列車だったようで、急遽、下深川で下車することになりました。駅周辺はこんな感じ。

仮に狩留家に向かうとしても、列車の到着は約30分後のことでした。だったら、このまま下深川で迷子になる方がいいかも…というシナリオで目的地が変更されました。

まずは南側から迷子になっていきます(改札を出て右手)。快活シニアの語感が良い。

「平日だし開店しておくか」感

どうやら下深川の南側は団地になっているようです。クラブ生と思われる学生も確認できましたし、幼稚園バスも走っていました。

偏見ですが、こういう場所は「小学生によるソーラン節の演物」が催されたり、夏は盆踊り大会やのど自慢大会が開かれたり、お年寄りのゲートボール場になったりしているのではないかなって思ってしまいます。そういうショボい非日常風景は嫌いじゃない。

スカスカの桜

満開になっていましたが、なんだか物足りなさを感じる桜でした。近所の子どもの仕業なのか、部分的に枝も折られていました。きっと某大統領のお父さんが見たら気絶するかもしれません。

地元の子どもが作ったと思われる「ポイ捨てダメ」の掲示物です。捨てたら✕。

まだ稼働していると見られる焼却炉。これは中々希少かもしれません。これといって収穫がなさそうなので、今度は改札に戻り、下深川ならではの食事処を目指して北側を歩くことにします。

DyDoとPokkaの自販機が出迎えてくれるあたりが田舎。久しぶりに、こういう身体に悪そうな味のソーダが飲みたくなりました。デザインが可愛らしい。

下深川ならではの洋食店を見つけました…が、水曜日定休。こういうところでナポリタンが食べたかったですね。

下深川でなくても食べられそうな台湾料理店に入ることになりました。後で調べたら実家の近くにもあって笑っています。

とは言うものの、品数豊富で美味しそうなラインナップです。ハーフサイズで1人分の量という感じでした。2人で3000円だったのですが満腹になるほどのものでした。

台湾料理店を後にして、食後の運動を兼ねて歩くことにしました。そこで見つけたのが今回の真打ち。正直な話、口の中は台湾料理よりもだし茶漬けでした。引き返す時に入ることにして、先を歩いてみます。

謎の工場

橋の下を歩いてみます

橋の下は野生生物の足跡、それもかなりの団体さんの痕跡が確認されました。山から降りてきて集会を開いているのでしょうか。これ以上先を歩いてみても収穫がなさそうなので、先ほどの喜咲庵に戻ります。

集合写真ですかね

店員さん曰く、どうやら、このお店は地元のテレビ番組でも取り上げられるほどの有名店らしいです。そんな有名店とも知らず、店員さんたちに迷子ごっこの経緯と、事前リサーチなしでたどり着いてしまったことを話したので訝しまれたのではないかな…と振り返ります。駅からも距離があるので驚いたことでしょう。撮影・掲載許可は得ています。

まるでドリンクバー

お出汁の試飲もできました。その中でも群を抜いて「昆布」が美味しかったので買って帰りました。だし巻き卵を綺麗に焼けるようになりたいので練習します。

だし以外にもオリジナル商品に溢れています

今回の迷子ごっこですが、100点満点でした。下深川、全く用事がない駅だと思い込んでいましたが、今日を機会に「寄る店」が生まれました。満足してしまったので、14時頃で終了です。

広島駅に戻り、第二弾…と行きたいところでしたが、今回の「迷子」があまりにも充実していたため解散です。喫茶店でコーヒーフロートを飲んで終わりです。次回も楽しみですが、しばらくは今回以上の収穫がないかもしれません。

blog.livedoor.jp

友人視点でのブログです。よろしければご覧ください。私のような事実を書き並べるだけの記事とは違って、こちらの方が読み物としては面白く、笑えるレポートになっています。それでは。