a.k.a.Sakaki

赤坂さかきの旅路

立石岬灯台へ:SRX

現在、緊急事態宣言が出ているのですが、移動に規制がかかっているわけでもなければ、何も代わり映えのない毎日を過ごしているので実感がありません。ただ、まあ一応は他人と接触するような場所へは、仕事と生活必需品の買い物、および、身だしなみを整えるための美容院通いくらいで、基本的にどこにも行かないようにしています。

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行って帰るだけ

今回のツーリング(@立石岬灯台)は娯楽なので不要不急なのですが、誰とも出会わないようにすることと、人の多い場所には行かないこと、とにかく、感染しない・させないようにすることを心がけました。結果として全く他人と話しませんでしたし、休憩のために立ち寄った道の駅「マキノ追坂峠」でも、消毒して外の自販機でおしるこを買い、また消毒して、身体をほぐすだけ。トイレにも行かないくらい徹底して非接触を心がけました(ガソリンも無人のところで給油)

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@道の駅・マキノ追坂峠

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最近のマイブームかもしれません

 マキノ高原から雪景色になりました。20度近くの気温になるという予報だったので薄着で来てしまったのですが、見通しが甘かったように思います。道中は気温17度の湖沿いと、気温7度の雪道を走る羽目になってしまいました。それでも、午前中の宅急便の受け取りがなかったら、早朝に出かけていたと思います。そうなっていたら、凍結した路面を走ることになっていたと思うので不幸中の幸いでした。

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 到着です。ナビに案内された場所に灯台は立っておらず、とても静かな漁港でした。

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 迷わずまっすぐ進むように。進んだ先には、お墓があるのですが、お墓には上らず、とにかく海沿いに歩きます。足場用の鉄パイプなどが置かれているので分かりにくかったのですが、海沿いに獣道があります。

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春らしい空気です(花粉)

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 100メートルほど歩いた先に登山口があります。なかなかの急勾配。iPhoneの広角だと分かりにくいかもしれませんが、運動不足が祟って、かなりしんどかったです。有酸素運動と体幹トレーニングくらいは始めなければならないですね。

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小さな灯台でした

 がんばって山を登った割には、潮岬灯台や経ヶ岬灯台のようなスケールはありませんし、現在はフレネルレンズでないという点も残念だったのですが、この灯台は日本人だけで建設された最初の西洋式灯台なので、歴史的価値はかなり高いのがポイントです。

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 下山して周辺の散策です。周辺と言っても、このあたりまでを歩いただけで周囲には何もありませんでした。漁港以外の何でもなく、時間の流れがこの場所だけ遅いように感じました。

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数値は84~86のあたりでした

 そう感じていたのも束の間で、放射線量の計測器がありました。リアス式海岸のジオスポットの対比として存在しているかのような機器。人間の気配を全く感じないので、何か事故が起きた後のような不穏な空気を醸し出していました。近所に原子力発電所(高速増殖炉もんじゅ)があるから設置されているのかと思いきや、これは単に宇宙から地上に降り掛かってくる放射線量の測定に利用されているようです。その目的はよく分かりません。

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 運良く1日3本しか走らないバスの内の1本に出会いました。地域限定的な公共交通機関というのは心が躍ります。

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のどか

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 往復で250kmに満たない距離でしたが、翌日に疲れを残さないように陽の高い間に帰宅です。ほどよい疲労感でした。この日は腰痛が酷かったので多少つらい思いをしましたが、未踏の地を走るのは知多半島・渥美半島以来でしたし、久しぶりに景色を堪能できたように思います。身体の動く休日というのは素晴らしい。