今回の記事は、前の名古屋の時みたいに「とりあえず記録用にカメラを持ち運んでみた」という回です。特に自由な時間があったわけではありませんが、この度の宿は鵜飼谷温泉です。仕事の皮を被った気分転換、ああ、こういうことがやりたかったんだ。
とはいえ、気持ちはふつうのビジネスホテルに宿泊するつもりでいました。しかし、お客さまの方から「ココではなくコッチに泊まってください」と鵜飼谷温泉の宿に案内され、面食らった形となります。平日に限っては格安で泊まることができるからなのでしょうか、温泉は下呂温泉以来のような気がします。
チェックイン直後、いきなり旅館の謎スペースにテンションが上がりました。この空間、いいですよね。その場所からは田園が広がっていました。射し込む西日に胸がキュッとしたのを感じました。
懇親会のあと、他に宿泊客がいない時間帯に入浴しました。内部の写真を撮りたかったところですが、何かと煩い時代となってしまっており、人がいないとは言えども、さすがに脱衣所でカメラを構えるわけにもいきません。iPhone が精一杯です(それも際どい)。薬湯、露天風呂、ジェットバスにそれぞれ1時間ほど浸かりました。広いお風呂はいいですよね。
せっかくなので、朝は早起きしてお散歩に出ました。チェックアウト前に温泉に入って仕事に向かう計画です。旅館と言ってもこの佇まいはホテルですね。
上から見下ろした時の感動と比べると見劣りはしますが、人っ子一人いない静かな場所で、少し気分が穏やかになります。これが市街地だと朝から自動車のエンジン音でガヤついているので「温泉宿らしい」が出ていると云えます。
少し歩いた先に駅を模した休憩所(?)がありました。どうやらここはサイクリングコースのスタート地点となっているようです。片鉄ロマン街道ルートという名で、全長76kmというボリューム。
そういえば宿でもレンタルサイクルをやっていました。自動車で鵜飼谷温泉まで来ておいて、サイクリングを楽しんで、また帰って来て温泉に入って疲れを癒やす…という使い方は大いにアリかもしれませんね。
時代を感じます。広大な敷地にソーラーパネル。農地だけでやり繰りするよりもソーラーパネルで土地を貸すことで収入を得られますからね。
30分ほど歩いたところで朝食のために戻ります。自転車乗りの人はきっと楽しめるはずですし、近くに遊具施設もあることから、お子さまのいるご家族連れにとってもちょっとした旅行に良いかもしれません。
徒歩圏内に飲食店もコンビニもなく、朝食付きの宿を取っていただいたので、フードロス削減のためにもしっかりといただきました。The 旅館飯で心をくすぐられます。
朝食の後、再び入浴して汗を流しました。宿泊客は、日帰り入浴の利用開始時刻の前に大浴場を利用できるため、なんと、貸切状態でのびのびと入浴できました。夏の朝日を全裸で大の字に浴びてきました。開放感と背徳感が合わさって気持ち良かったですね。たまには自発的にこういうことをしよう…。
サービスエリアで食べるラーメンはなんか美味しい気がします。高速道路でご飯なんて何年ぶりでしょうか。よく利用していた頃でもほとんど通過するだけだったと思うので、なんだか懐かしい気持ちになりました。
まだ安定こそはしていませんが、徐々に仕事が入り始めており、今がとてもいい状態です。長期の案件、スポット的な開発依頼、講習のお仕事…と、とてもバランスがいい状態です。維持したいですね。
どうやら去年の夏は、仕事が得られずかなり落ち込んでいたようです。かなりのダークサイドに堕ちていた様子で、当時の記事はあまり掘り起こしたいものではないのでリンクは付しませんが、こんな調子でなんとかフリーランスのまま生きることができています。
その時は建設中だった新しいサッカー場も完成しており、何度も書いていますが時間の流れが早いもので、この調子だと「思うように身体が動かなくなるのも間もないのでは」と考えざるを得ません。
失った時は二度と戻って来ません。今後も、こうして何か思うことが出てきた時、いつもと異なる空気で心肺を満たせた時には今日みたいに記事を書いておいて振り返られるようにしておこうと思います。どうか、どうか、どうかこの安定した日々が続きますように。