a.k.a.Sakaki

赤坂さかきの旅路

習作③

使用ツール:SAI Ver. 2,『五等分の花嫁(©春場ねぎ)』

コンセプト

一花、二乃、そして三女の三玖を描きました。

 三玖も構図と表情には悩まされたのですが、最初の1枚は、1巻の「責任、取ってよね」のセリフを別のシチュエーションで語らせるつもりで構図を考えました。そこを起点に、三玖はタイツを履いたキャラクターなので、脚を外さないようにしよう…とも考えた結果、こんな構図になりました。それにしても、脚ばかり描いているような…。

 スラッと伸びた脚は描いていて楽しいので、ついつい全身キャンパス内に収めようとしてしまうのですが(二乃のイラストの反省もあって)大幅にトリミングしました。今回は「顔」と「雰囲気」を大切にしたかったので、キャンパス内に全身を収めてしまうと上手く雰囲気が伝わらない気がしたからです。思い切り寄せることによって、キャラクターの「顔」に視線を集中させられていたのではないでしょうか。腕が良くなれば見てもらえるイラストになると思うのですが(どうでしょう)

フィードバック

一花のイラストを描いた時の反省点であった「瞳」と「彩度」については、改善を試みました。瞳に関しては、瞳孔がくっきり見えるように工夫を凝らしたので、ここから「可愛さ」と「吸い寄せられるような美しさ」を両立できないものか、模索を続けてみたいところです。

 また、彩度に関しては、カラーパレットの左端ばかりを使うのではなく、思い切って中心部を使うように心がけました。喩えが適切なのか分かりませんが、この課題(着彩)に取り組んでいる時はゲシュタルト心理学を思い出していました。音階が本来のものから1つずつズレていたとしても、曲として成立するのだから、パレットの位置を右にズラして影を落としても絵として成立するはずです。この原理が分かっていれば、色々な絵に応用できそうだなと(勝手に)感心していました。試験的にやってみましたが、やっぱり彩度は低い方が好みかも…。

 あくまでも現在は「顔」と「髪」(キャラクター絵)が課題となっているので、背景についてはまだ触れないでおこうと思います。逆光の効果は使いこなせるようになりたいのですが、今はどんどんイラストを投げる時期だと思うので、表現に限界を感じたところで素直に手を引いた次第です。手を抜いたわけではないのですが、まだまだこれから…という背景。がんばります。

 次は四葉です。

参考文献

  1. 五等分の花嫁 TVアニメ第1期 公式設定資料集
  2. 五等分の花嫁 キャラクターブック(三玖)
  3. イラストレーターが考えた女子高生ポーズ集
  4. Paryiが全力で教える「髪」の描き方 ヘアスタイルにこだわる作画流儀
  5. きらめく瞳の描き方(超描けるシリーズ)