前回の探鳥でサンコウチョウの鳴き声がしたので、帰って夏鳥について調べてみると、どうやら初夏までに見られた野鳥は、9月に渡りの準備のために麓(産卵地)に戻って来るとのことでした。
てっきり8月の高山地での子育ての後、そのまま渡っていくものと勘違いしていました。往生際の悪い私は、先週に引き続き今週も探鳥に赴いたのでした。
今回の探鳥もヤマガラから始まりました。いつも地面で木の実を探しているものと思いきや、木に成っている熟した実をついばんでいました。丸呑みするのではなく、ほじくって食べるんですね。新しい発見です。
エナガの群れの動きが活発です。日向で3200までISO感度を上げましたが、編集頼みで臆せず6400まで上げていかないと動体撮影は難しさを感じます。しかし、その難しさがまた面白いです。ピントが瞳にバッチリ合っていた時の気持ちよさよ。
X-S10 も X-H2 も自分の好きなカメラなので、このカメラの性能を最大限まで引き出す作品を撮ってやろうという気概でいます。今回は敗北でした(Canon EOS R5 MarkⅡや Nikon Z8, Z9 や SONY α1 はあるに越したことはありません)
ずっとこの野鳥の名前が分からないままでいます。予想ではサンショウクイですが、背中のまだら模様が引っかかっています。目元のラインから「~クイ」であることは間違いないと思うのですが…? コメントお待ちしております。
実りの秋ですね。歩いていると猛毒キノコも生えています。時期的にドクツルタケだと思います。キノコだけは素人が知識を身に着けても野生種を食べないよう心がけることです。あと、絶対に触らないこと。特に、お子さま連れの保護者さまは子どもから目を離さないでくださいね。
探鳥の合間のネイチャーフォト。これもまた楽しいですね。トンボの羽がキラキラしていて綺麗でした。一方で、複眼の不気味さが対比として際立つ気がします。
ヤマガラ、エナガ、メジロに混ざって、ひと回り大きな鳥を渓流沿いで見かけました。レンズ越しに見てみると、そこには追い求めていた夏鳥の内の一種である「サンコウチョウ」がいました。実在したんだ…。
オスの成鳥でなくても嬉しいです。ずっとさえずりだけで姿が見えないまま今シーズンを終えようとしていたのですから。それが今日は2羽も飛んでいました。渡りの前のエネルギー補給と見て良さそうです。ひょっとしたら9月の方がよく観察できる説…?
動きの素早いメジロの撮影にも成功しました。良いところに留まってくれてありがとう。なんだ、自分、明日死ぬのか? 設定と場所さえ間違えなければ(AI ノイズ除去前提で)動体撮影も可能です。コツは順光を意識することです。
シャクトリムシを捕食しているところに遭遇しました。近所の公園でも見かける野鳥ですが、大好きな野鳥の一種です。ネクタイ模様が広いということはメスですね。中々ピントを合わせられず苦労しましたが、辛うじて瞳に合わせられました。
こっちは「ビリリリ」と鳴いていたのと姿で「サンショウクイ」と断定できます。ますますまだら模様の鳥が気になります。こちらで本日の探鳥は〆となります。たくさんの野鳥に出会えて大満足の結果となりました。
後で知ったのですが、こちらはリュウキュウサンショウクイとのことでした。本州で見かけるとは思いませんでしたね。最近は増えているらしいです。
こんな広大な森にもネコが生息していました。雛鳥やトカゲといった食料くらいしかなさそうで生活は大変そうです。フリーランスも楽ではないですよね。分かるよ。お互い長生きしような。
さてさて、長生きするためにも来週から12月末まで出張です。また名古屋…。名古屋に好かれているのでしょうか(また近況という形で記事にできればと思います)
兎にも角にも、いただける仕事はありがたいものです。私にとっては高難度の案件ばかりですが、それが今後、自分のスキルで難なく克服できる課題に変わることを祈っています。
こうやって探鳥生活を続けるためにも、できる範囲の努力は(ほどほどに)続けていこうと思います。それでは、また。