なかなか眠りに就くことができず、ひたすら(出版されるかも分からない)教材を作っていました。そのまま午前4時を過ぎたあたりで眠ることを諦め、早めに出勤することにしました。目的地は旧美山高校。花脊峠から美山に入り、そのまま園部から京都市内へと戻るルートで通勤することにしました。我ながらアホな計画です。
とはいえ、新型コロナウィルス感染のリスクを考えると、どこにも立ち寄らないツーリングを計画しなければなりません(※あくまでも自粛であり、これを強要する気はありません)。それでも、内容は決して悪いものではありませんでした。
貴船神社に着く前の温度計は21度となっていました。そのまま走って花脊峠に入ると気温17度。夏でもメッシュジャケットと運動着では肌寒い気温でした。
肌寒さもですが、花脊峠は真っ暗で、いつ野生動物が飛び出してくるかという不安を抱きながらの走行となりました。クマが出るのも怖かったのですが、おとなしい鹿でも人の気配がない場所で出会うと少し怖いので、止まって写真を撮ることはありませんでした。
花脊峠のトレイルコースは確認できました。次回は入ってみようと思います。複数人で行った方が良いかどうかは走ってから考えましょう。
花脊峠を道なりに進むと目的地の旧美山高校に到着です。ちなみに、現在は通信制で京都市内に場所を移しています。
この地域に住む人々は、学問よりも生活に則した知恵や実技を学ぶことが重要視されていたのでしょうか。そんな名残があるように思われました。近くには川も流れており、餌を使うものではなく、ルアーを使う釣りであれば許可もされていました。
これだけ小さな校舎なので、住んでいる人が大きくなったら廃校となってしまうのも無理はなさそうです。中に入ることは残念ながらできませんでした。耐久性の悪さもさることながら防犯の面もあり、中々こういった校舎に立ち入ることはできませんね。
遠巻きに撮影をしてみましたが霧が濃かったです。気温が低いことがわかります。走行に支障はありませんでしたが、キャンプしようとなると防寒対策は真夏でも必須。開けた場所もありましたが、冬キャンプの地としては少々不向きかもしれません。
道の駅美山ふれあい広場を目的地に道なりに走りました。そろそろここらで朝ごはんにしたいなと考えていたところ、丁度よさそうな場所を見かけました。
セローに乗っていると、道ではない場所が道へと変貌を遂げます。お湯を沸かす道具を持っていると、そこはお気に入りのカフェへと早変わり。
まあ、今回は道なりに走った結果見つけた場所ですが、眺めは最高です。由良川を見下ろしてカレーヌードルとコーヒーです。食べ合わせは最悪ですが気にしない。
本来ウッドデッキの上で火は使わないようにしなければならないのですが、まあいっか(よくない)
ここに来るのは2年ぶりのことでした。2年前も夏でした。この近所にカフェと併設されたガラス工房があるので立ち寄りたかったのですが、開店時間前なので断念です。以前、資料館で「冷房が必要ない」と言われた時には驚きましたが、今回、早朝に着いてみて「なるほど」と思いました。
2年経っても変わらず立っています。丸ポストって可愛いですよね。ここに宿泊してみたいものです。何もない場所ですが、郷土料理を食べて、現地の人と雑談に興じる夜を過ごしたい。市内の雑踏から退きたい思いでいっぱいでした。
ジェラートはありません。開店時間前に来ると人が少なくて良いものですが、その一方でアイスを食べられないのは悲しい。その代わりにと言っては失礼かもしれませんが、美山みるくコーヒーをいただきました。
クシタニの旧式レーシングスーツを着たSDR乗りの人に出会いました。いい趣味をしています。TZRで来ていれば…と悔やまれますが、花脊峠経由でしたので。
園部から亀岡に抜けていくルートで、しっかり9時の定時前に出勤できました。上手く計算できたと思います。このまま帰ってシャワーを浴びて眠ることができたらどんなに幸せだったか…(仕方ありませんが)
事件です。仕事を終えて帰ろうとトップケースに荷物を積み込んだところで、鍵ごとボックスに入れてしまったことに気付きました。家の鍵も中でしたし、今日はガス缶を積んでいたのでバイクを放置して離れることに抵抗がありました。
慌てて鍵屋さんに連絡して事なきを得ましたが、この値段です。これなら壊してこじ開け、新しいトップケースを買い替えた方が良かったのではないかと思うくらいです。こんなことで貯金を溶かしてしまったことに萎えてしまいました。まあ、そういう緊急時のための貯金なのですが、家電製品が壊れてしまうのとは違って、しなくてもいい出費だったので落ち込んでいます。
それさえなければ充実した日となっていたはず。何か悪いことをしたでしょうか。単なる不注意なのですが、このお金でできたことを考えると目眩がしてきました。鞍馬街道を通ると何か災厄が降りかかるようですね。前は捻挫でした。しかし、この時は友人ができた日でもあるので、ひょっとしたらトップケースを破壊しなかったことで得られることも何かあるのではないか…と淡い期待をしている自分もいます。金欠を理由に宝くじでも買ってみようかしら(やめておけ)
この日、撮影の機材も持っていっていたのですが、どうやらカメラの充電ができていなかったようだったのでできませんでした。気持ちの良い道だっただけに残念ですが、動画はまたの機会に撮ろうと思います。