新型コロナウィルスの影響で１学期に予定されていた遠足は２学期に行われることになっていました。始業式の翌日に遠足です。私の勤務校は「クラス単位で行きたいところに行く」という形式の遠足になっていて、通常であれば大阪や神戸のような若者向けの都市に赴くことが多いのですが、今回は件の影響もあり、多くのクラスが京都市内の選択を強いられたようです。というか、そもそも団体でならどこへも行ったらいけない。
とはいえ、場所は嵐山。京都に引っ越す前であればなんとも贅沢な遠足と思われるでしょう。中学校の頃の修学旅行でも来たことがありますが、ほんと、そういうレベルの場所なんですよね。京都市内の学生だと、この風流さがまだ分からないのかもしれません。
嵐山に行くために嵐電に乗るのは初めてでした。たまたま森見登美彦の新刊『四畳半タイムマシンブルース』で京福電鉄の話題が登場していたので、これを機会に絶対に乗ろうと考えていました。普通の電車なのですが。
駅を降りてすぐに足湯。入りたかったのですが、渡月橋に10時集合のところを10分も過ぎてしまっていました。怠勤と言われても返す言葉もない。心身の状態が悪く、時刻になっても家の外に出られない状態でした。
ならば帰りに…とも考えましたが、渡月橋に到着した頃に靴のソールが両足とも剥がれてしまい意気消沈。本当なら１日を嵐山でのんびり過ごして…と思っていたのですが、もう何もするな…という思し召しと受け取り、またの機会にすることにしました。
ここも夜のライトアップが見たかった。本当なら多くの人で賑わっていそうな場所ですが、誰一人いません。
ということで、無事（？）集合場所に到着です。すでにクラス写真の撮影も終わって解散の後でした。ここからは（この猛暑の中）巡回業務です。
竹林の小径での一枚です。なんとも夏…な写真です。観光地なのに観光客は全くと言っていいほどなく、スムーズに歩けました。平日だからというのもあるのかもしれません。
創作の資料に撮影しました。どんな絵になるかは分かりませんが、じっと眺めていると消失点に吸い込まれそうになります。不思議な感覚を抱きました。
ぐるっと渡月橋に戻るようにして歩くと「人力車カフェ」を発見。あまりにも暑いのでアイスクリームをいただきました。抹茶とミルクのミックスです。美味。今度は店内で落ち着いて休憩したいものですね。ふわふわのかき氷が美味しそうでした。
桂川沿いに風鈴のトンネルを発見。風流でした。動画も撮っているのですが、TwitterやYouTubeを経由しないとダメっぽいですね。はてなブログにも直接動画投稿できたら良いのにな…と思います。技術的にはできないことはないのでしょうけど、採算が取れないのでしょうね（たぶん）
戻って渡月橋を渡り、嵐山モンキーパークの方角まで出てきました。この辺りから雲行きが怪しくなってきましたが、運良くきれいな青空が撮影できました。
そろそろお腹が空いてきた…ということで嵐山うどんを食べました。食感は稲庭うどんにも似ていて元気が出るうどんでした。1500円くらいしますが、それでもまた食べたいと思いました。
お店を後にし、本降りにならない内に集合場所で待機することにしました。壊れてしまってあまり歩けない靴だったというのもありますし、なんだか気持ちも萎えてしまっていました。
短い時間でしたが、久しぶりの嵐山でした。１時間もあれば着くようなので、また散歩したくなったら訪れようと思います。美味しい豆腐屋さんもあるようですし、友人が来たときにでも案内したいところですね。観光客が少ないうちに宿泊も悪くなさそうです。
