― 朝、時刻は5時。早く目が覚めすぎた。その一方で陸運局が開くのは9時。それまでまだ4時間もある。
「せっかく早起きしたのにどこにも行かないなんてもったいない。とはいえ何も計画していない…とりあえず美山に行ってみようかな。往復すれば丁度いい時間になるだろうし」
と、本当に最初はそのつもりだったのだ。それが実際に通ったルートは以下の地図のようになってしまった。
京都駅(☆)を出発点にして青色と赤色で示した線は、それぞれ往路と復路である。いやー…陸運局って遠いんですね。有料道路も通らないといけないんですね。
一体、何がどのようにして起きてこのようになってしまったのか。思考の糸を手繰り寄せながら内容を記したい。
美山に到着。アイスを食べたかったのだが牛乳屋さんが開いていない。ということで、写真の常夏パインを飲むことに。
個人的に、これはTropicanaシリーズで最高の商品だと思う。前任校ではKIRINに就職した男の子から箱買いしてストックしていたほどだ。これを売っていないキリンの自販機は修行を積み直していただきたい。てか夏限定にしないでもらいたい。飲んだことない人は是非飲もう。悪いことは言わないから。大丈夫大丈夫、みんなやってるよ。KIRINさん、これ見たのなら広告料として1箱ください。
7時前に出発して美山に辿り着いたのが8時30分頃だったと思う。廿日市市に住んでいた頃は山までが10km圏内と物凄く近かったのに対して、京都市内に住み始めて山までが遠くなったことに不便を感じている。大体50km以上は走らないとたどり着かない場所になっていた。
おかしいですねえ。海が見える。美山から引き返していれば9時過ぎには陸運局でナンバー変更できていたんだ。だけど「昼までに帰ってくればいいよね」という適当な理由から国道162号線を直進して海を見にやってきていた。
前日にオイル交換やチェーンのメンテナンスをしていたおかげでエンジンの回転や変速がハッキリと分かるほどスムーズになっていたせいだ。走っていて物すごく気持ちが良かったのだと思う。
ここは道の駅シーサイド高浜。波の音を聞いて、潮風の匂いを味わったので満足した。現在時刻は10時。
さて、せっかくここまで来たんだ。舞鶴まで35km先と近いのだ。艦これ2期の記念に赤レンガ倉庫でも見て帰るか…帰りを高速道路にすれば陸運局なんてスグだよスグ。
完全にコンコルド効果である。「ここまで来たのだからもったいない」精神で取り返しのつかないところまでやって来ていた。
前回は雨が降っていたこともあるし、行先を伊根の舟屋に定めていたこともあって、あまりゆっくりできなかったこともあるのだから後悔はしていない。急ぎ足の旅ではなく、次回こそはゆっくり来ようと思っていたのだ(けど、結局ゆっくりできていない)。
涼月の水着グラ記念に、前回食べ損ねた「すずつきカレー」をと思ったのだが、5号館カフェはやっていなかった。鍵は開いていたのだけど残念。そのせいで口の中が「カレー」になっていたので3号館?2号館?でカレーを食べた。ちょうど開店したところだった。
さて、満足したし帰りましょう。久しぶりの高速道路だ。舞鶴東IC(舞鶴若狭自動車道)から京都縦貫道を経由して京滋バイパスと第二京阪道路を通り、最終目的地の上鳥羽を目指す。さすがに伊根には行くまい。冬の宮津に行く勇気はないから遅ければ来年の春夏となりそうだ。
セローのようなバイクを平均36℃前後の日に、しかも高速道路で稼働させるのは少しだけ怖い。メンテナンスはしっかりとしているとはいえ、細心の注意を払いながら走ることに。
高速道路の醍醐味である。ここでは野菜の直売もやっていた。買おうかな…と思ったけど、カレーでお腹が満たされていたせいか、あまりときめかなかった。
近辺の情報収集をしていたのだが、どうやら近くには鍾乳洞があるらしい。これは夏場に一度是非行っておきたいものである。質志鍾乳洞。楽しそう。
通常なら3時間以上かかるところを大体半分くらいの90分で目的地に到着できた。費用は3000円ちょっと。割高だけど仕方ない。
行きはブラブラと下道を、帰りは直行で高速を使えば2000円かからない…。そう思うと、舞鶴はそう身構えて行くような場所ではなくなりそうだ。総走行距離にして300km強。計測し忘れていた。
これまでに遊びに行った所や通りかかった所をハートマークで示している。主要な観光場所であれば地図がなくても行けるようになった。道にも慣れたので、そろそろ泊りがけで県外に出てみたり山に入ったり野宿したりしたい。一生遊んで暮らしたい。