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EIZOイラストコンテスト:2021年

使用ツール:SAI Ver. 2, Photoshop CC

概要:EIZOイラストコンテスト

コンテストに出展してみました。大賞に選ばれることはないのですが(もちろん送るからには選ばれたいですが)、現時点での自分の実力を知りたかったのと、入選を果たせば竹花ノート先生から講評していただけるという点に惹かれての応募です。1人につき未発表作を3枚まで応募できるということだったのですが、結果的にトップ画の1枚のみとなってしましました。今回もコンセプトとフィードバックをまとめておこうと思います。

コンセプト

マフラー+メガネなしも考えていました

「秋」をテーマに、自由にイラストを描いてください…というザックリとした指示だったので、とても悩んだのを覚えています。食欲の秋、実りの秋、芸術の秋…などなど、①どんな情報をイラストに取り入れてまとめるか、②他の人と構図や色が重ならないようにするには何を取り入れるか、そして③現時点での自分の画力で描ける構図、の3つを考慮した上でラフを考えました。

 現時点での画力だと、背景がイラストの完成度を落としてしまうような気がしたので、自分の強みである(というより描き続けてきた)キャラクター絵を主体に、ラフを完成させた当初は、白背景基調に「枯葉のリース」を描く予定でした。

イヤリングカラーとメガネは取り入れたかった

ところが、過去のコンテスト受賞作品を眺めていると、白背景の絵は好ましくないのではないか、消極的な絵になってしまっていないか、などなどの懸念が浮かんできました。したがって、ずっと練習してきた「逆光」で背景までしっかり描き込むことを決めました。

 とはいうものの、せっかく「リース」というパーツを思いついたので、手前のバスケットと周辺に「秋」を詰め込んでしまおうという考えが浮かんできました。松ぼっくり、どんぐり、(冬眠前の)リス、金木犀…などなど、思いつくだけ挙げてみました。技量はともかく、おかげで情報量が大きくなったかなと感じています。

 タイトルの『また来年』というのは、そんな秋を集め終えた後、要するに「冬に向かって準備できましたよ」というメッセージを込めました。キャラクターの構図は、脚やスカートに落ちてきた紅葉を振り払いつつ「そろそろ行くね」というセリフを思い浮かべながら描きました。そんな哀愁を伝えられるかと考えて、空の色を緋色~オレンジ系に決めました。なお、マフラーの色を変更したのは、キャラクターに視線を集めるための補色効果を狙ってのことです。最後まで赤系の色で統一するかどうかは悩みました。

 イヤリングカラー、ヘアピン、メガネについては「なんとなく」でした。予定していた別の応募作品をボツにしてしまったので、そのボツの中から救ってあげられる要素を足したものとなります。キャスケット帽もできれば描いてあげたかったのですが、これに関しては私服の絵を描く時に回そうと思い、断念。こうしてまとまったのが完成図となります。

フィードバック

 描けないものが多くて落ち込みます。できていると思う表現としては「光」くらいしかないのではないかなと思います。ただ、この原因は特定できていて、キャラ以外は「なんとなく描いてしまっている」の1点につきます。バスケットと松ぼっくりとリスについてはきちんと資料を見て描いたのですが、籠の中身については「遠くから見てそれっぽかったらいい」という考えが拭えていませんでした。このあたり、きちんと苦手に向き合う努力を怠っているので反省しなければなりません。嫌なものに向き合わないと克服できないので、技術以前の問題だったなと振り返ります。

懲りずに今回もこのラインを意識しました

 ずっと練習してきたキャラクター絵ですが、座る構図は描き慣れてきたようです。体型が少しズッシリした感じになりましたが、頭部が大きく感じるくらいで、バランスは悪くないように思います(マフラーを描いたことによってそう見えるだけかも…?)

 服のシワの描き方にも慣れてきたような実感はあります。その一方、秋の終わりを告げるイラストなのでニットを着せた方がよかったのではないかな…と完成間近で悔やんでいました。まあ…最近はヒートテックとかあるし…と考えるようにしておきます。あまり厚着をさせると冬の絵になりそうだったというのもあります。

 「秋」をテーマにしたイラストだったのですが、そのテーマである「秋」を彷彿させるモチーフが周辺に置かれてあるだけの絵になってしまっている気がしています。この点において「創作」というには程遠いような絵になってしまいました。後になって「肩にリスがいた方がよかったかな」とか「もっとフィクション要素を取りれるべきだったかな」とか考えてしまいます。以上が今回の大きな反省点であり、次回のイラストに繋げられたらと思います。

 受賞作品の数々を眺めていると、足りない部分が山ほど出てきます。参加者みなさんの絵から色々なことを吸収して今後もがんばろうと思います。入賞は果たせませんでしたが、プロに作品を見ていただくという良い経験を積ませていただきました。またコンテストには挑戦したいですね。