先に余談から
二度目の愛知県出張に備えて BOSE 社のワイヤレスイヤホンをお迎えしました。新幹線の中の「ゴォォォォ」という音に疲れてしまうので、音質はそこそこにノイズキャンセル機能が強いものを選びました。
本当は SENNHEISER 社の Momentum 3 が欲しかったのですが、都合よく周囲の音だけを軽減してくれるため、結果的に、コチラのイヤホンをお迎えして大正解だったと思っています。
外部音の取り込みも長押しで簡単に切り替えられるため、音楽を止めれば装着したままの会話にも困りません。また、ノイズキャンセル中でも人の声は僅かながら入ってくるおかげで電車の車内アナウンスが聞こえてくることから、知らない土地での乗車も安心です(※もちろん、音楽を止めていないと聞こえませんよ)
おかげで往復の新幹線のつらさが軽減されました。いわゆる「ドンシャリ」が好きな人はこのイヤホンはおすすめです(そもそも BOSE 社は研究を重ねて万人受けするサウンドを作っているらしいのでほとんどの人は心地よく音楽を楽しめる気がします)
本題:孤独のグルメごっこ
ということで、前回の出張に引き続き2度目の愛知県です。名古屋を拠点にバイク旅…というのは、梅雨の時期で天候を予測しにくいことから諦めムードが漂っています。
代わりと言ってはですが、現地でしか味わうことのできない空気感などを楽しむために、地元のチェーン店や個人経営店などで「旅に出たい欲」を満たす方向に切り替えています。
1日目:風変わりな純喫茶&地元の米と魚
その中でも、駅から徒歩で数分~十数分という条件で探し出してみましたが、意外にもたくさんのお店がヒットします。最初は「Manon(マノン)」というお店に入ってみました。
ここでは「モーニング」を1日中提供しているとのことで、ちょっと風変わりなサービスに惹かれたのが来店のきっかけです。
出張中で困るのは食べ物です。健康に気を遣わなくてもよかった20代の頃とは状況が変わり、身体は野菜を欲しています。炭水化物、食物繊維、タンパク質、脂質…と、バランスが良さそうな「パンサラダ」を注文。うむ、なるほどね。
一応、写真のようにモーニングの時間帯というのは存在しているようで、どれも美味しそうです。時間を工面できたら何度かお邪魔したいですね(とくにコーヒーが美味しかった)
宿の周辺に「膳」という居酒屋兼定食屋があります。胡蝶蘭が置いてあったので最近オープンしたのかもしれません。さておき、ここの定食はどれも絶品。
前回も2度ほど来ているのですが、愛知県産の米と魚の干物がとにかく美味しい。写真のように納豆を付けても800円という、出張中のサラリーマンが大喜びする価格帯です。次回も来よう。
2日目:オシャレなカフェと地元のチェーン店
この日もバランスの良い朝ご飯(昼ご飯)を求めて彷徨い歩きました。事前に目星をつけていた39カフェ(読み:thirty-nine cafe)に行くつもりでいたのですが、なんと定休日。ぐぇ。
諦めて隣接している史跡を歩いてきました。桶狭間合戦ゆかりの地だそう。現在では「知立」という名前ですが、昔は「池鯉鮒」という名前だったそうですね。広島でいう安佐南区・安佐北区の「安佐」が昔は「麻」だったのと同じ変化。
興味のそそられる建屋がありました。ちょうど食器を揃えたい気持ちがあったので揺らぎましたが、何も買うつもりがなかったので入りませんでした。見るだけでも中に入りたかったのですが、何も買わないなら面倒がられそうで…(思い込み)
東海道ということは、この先を西に進めば京都にいた頃の自宅に行けますね。国道1号線、2号線、と進めば実家にも帰れます。当たり前ですが、道が繋がっていることに対して気持ちが高揚します。
39カフェの代わりといってはですが、愛知県のチェーン店「サガミ」さんにお邪魔しました。ご家族連れの方が多いということは、広島でいう「わたや」のような感覚なのでしょうか。しっかりと美味しかったです。夏は冷たいそばが美味しい。
そば以外にも愛知県名物(いわゆる名古屋メシ)が豊富で、県外からお越しの人を接待するのにも使えそうでした。久しぶりにひつまぶし食べたいな…。
夜は餃子の気分でした。お店を探し歩き、あるお店の前に立った時にその食べ物の味を想像し、今の気分と合致したら入店…の流れです。これ、あるあるだと思いますね。野菜不足を補うために複数人用だと思われるサラダも注文しました。
それにしても(病気持ちですが)健康であることがこんなにもありがたいとは。刺激のない毎日こそが幸せであることに気付きました。
…いや、少しは刺激が欲しいですが、教員に戻りたいとは思いませんし、ジリ貧だった去年にも戻りたいとは思いません。無理なく働けますように、愛する人と一緒にいられますように。そんな安泰が続きますように、黄昏時に願わん。
3日目:カフェ再挑戦と駅弁
ということで、モーニングのために thirty-nine cafe さんまで。本当は39サンドも食べたいですし、季節のケーキ(バスク風チーズケーキ)も食べたかったのですが、モーニング以外の時間帯での来店は不可能でした。
もっと構図を考えて撮影すれば良かったのですね…。京都にいた頃に「喫茶マドラグ」の卵焼きサンドを食べましたが、あのサンドイッチよりも美味しいかもしれません。だいぶ前の話なので、好みが変わって美味しく感じてるのかもしれませんが、とにかく美味しい。「タマゴサンドは『ゆで卵』派」という人も食べてもらいたいですね。
食事を終えて会計の時に「美味しかったですねえ。カメラも持って来れば良かったです」と、思わず店員さんに話しかけてしまったのですが、少し会話も弾んで「よかったらお二階もご見学されますか」と案内していただきました。
隣接しているスペースは保育所でしょうか。遊び道具(おもちゃ)などは2階から確認できたのですが分かりません。
ところで39カフェさんの内装の雰囲気は「無印良品のオーク材の家具」に統一しているかのような温かさがありました。なんだろう、とても落ち着きました。多少なり高くついても無印良品で家具を揃えたい理由の1つです(あと家具の色は統一したい)
退勤後、真っ直ぐに名古屋駅に向かいました。大河ドラマ『どうする家康』のゆかりの地であることをアピールしています。教科書の中だけだった人物で実感がわきませんが、今回の出張の拠点である「知立」にもその息吹はかかっていました *1。
名古屋駅周辺はヒトに溢れていました。これなら「「何か」」に感染してしまってもおかしくないくらい。夕飯はこっちで何かを食べて帰宅するつもりでしたが、少し気分も萎えてしまったので帰りの新幹線の中でお弁当を食べることにしました。
難点は温泉卵を新幹線の中で割れないのに気付いたことでしょうか。周囲の人々に迷惑は承知でガンガン硬いところにタマゴをぶつけて殻を割りました。新幹線の車内で食べるには向いていなかったですね…(ただ、メチャクチャ美味しかったです)
さて、次回の出張でも何か新しい発見があったら記事として残しておこうと思います。将来の自分が過去を振り返った時に何かしらのヒントを得られるように(そう言って早いもので5年が経ちましたね)
それでは、また。
*1:というか「徳川家康ゆかりの地」は全国各地に存在するイメージがあります。特に京都には多いイメージで、南禅寺は金地院崇伝(徳川家康の側近)に縁がありますし、何なら家康の遺髪が祀られています