序
出張です。場所は今回も愛知県。
気付けば今年度の仕事は全て愛知県。
何度も足を運んでいる内に先方の担当者と仲良くなりました。「そろそろ知立にも飽きてきた頃だろう」と、機転を利かせてくださり、名古屋市内での宿泊を許していただきました(関連記事)
今年度最後の名古屋での案件になり、しばらくは長期遠征もお預けになると予想しています。せっかくなので、愛機 FUJIFILM X-S10 に XF27mm F2.8 R WR を装着して持ち歩くことにしました。
名古屋に到着するまで、ずっとこんな感じで写真を撮りながら過ごしていました。念願だった京都 - 名古屋区間の景色の撮影だったのですが、中でも伊吹山の写真が映えているように思いました。
同じJRの乗務員さんでも、新幹線の乗務員さんはひと際カッコよく見える気がします。たぶん、幼少期の頃の記憶のせい。
名古屋駅周辺にて
駅周辺でスナップを楽しみました。これらは iPhone でも撮れる写真ではありますが、FUJIFILM のカメラで撮影したい絵ではあります。
いつもと違う場所で写真が撮れるせいか楽しくて仕方ありません。盗撮を疑われないように気を配るのが大変ですが、それを除けば。
送水口の数に驚きます。やっぱりこの規模の駅ともなると、何か起きればコレくらい必要なのでしょうか。
ストリート感のある写真です。とりあえず色を抜いておけばそれっぽくなります。前ボケを入れたり背景ボケを入れたりできない局面ではモノクロで誤魔化します。
広島はカキですが、名古屋はアメンボのようです。なぜだろう(後で調べておこう)
神宮前商店街にて
今回は金山に宿を構えました。一駅で熱田神宮に行ける距離なので歩いて向かうことにしました。
聞いた話ですが、愛知県民は「適当に山ちゃんに入って空いていなかったら空いている山ちゃんを店に探してもらう」のだそう。
すぐ着くのかと思いきや、かなりの距離を歩いた気がします。熱田神宮の目の前まで来た辺りで商店街に到着しました。
8年前に研究会で名古屋に訪れた際、言語学の大学院生と一緒に観光をしたものですが、そういえばこの商店街を歩くことはしなかった記憶。呉や出町柳の商店街みたいな風貌です。
その一角に、きよめ餅と呼ばれる熱田銘菓を売っているお店があります。この度の出張で買い物を頼まれていたので、駅構内でも買えるものではありますが、寄ってみることにしました。
駅構内で買える「きよめ餅」はプレーンのみ。どうやら店舗には限定商品も置いてあるそうで、これから客先での仕事があるというのについ買ってしまいました。
熱田神宮にて
ということで、約8年ぶりの熱田神宮です。名鉄の神宮前駅から入りましたが、せっかくなので正門までやって来ました。ここから散策を始めます。
記念撮影したなあ、という思い出が蘇ってきました。本殿に辿り着くまでに3枚の鳥居を潜ることになります。木のトンネルに癒やされます。
道中、放し飼いになっている鶏とも出会いました。近くで見るとかなり大きいですよね。鶏って。
宝物館で草薙の剣を見てみたかったものですが、あいにくの貧乏暮らしで我慢です。そんなに高額ではないのですが、せっかく払うならゆっくり観覧したいので。
本殿。言語化しにくいのですが、他の神社と比べてみても、熱田神宮は広大な敷地の中にポツンと小さく構えているような気がします。出雲大社はとにかく大きかったですし、厳島神社は敷地内全域が神社という感じです。
神社に来たら恒例となっている「マイ・フェイバリット・絵馬」の捜索です。時期が時期だったためか、受験の願掛けがほとんどでした。そんな中で見つけた絵馬がコチラの3枚です。
プリッとした梅です。可愛いですね。この梅は「ならず梅」と呼ばれていて、植えられて一度も実をつけたことがないのだそうです。来週、再来週にかけて満開になりそうな気がします。
参拝を終えたところで早めの昼食です。きしめんを食べて仕事に行くことにしましょう、ということで「宮きしめん」です。今年度、何度も行こうと思っていましたが最後の最後になってしまいました。
お店は吹き抜けのテラス仕様。2月ですが暖かくて助かりました。たぶん、極寒だったら「また機会があったらにしよう」なんて言っているはずです。
かき揚げきしめんをいただきました。温かいお出汁が五臓六腑に染み渡る。この隣に甘味処もありましたが、そろそろ出勤の時間ということもあり諦めました。
金山駅周辺にて
仕事を終え、宿に着く前に食事処を探します。いやはや、さすが金山駅、食べるものには困りません。一方、駅周辺ともあって人で溢れていて気が休まりません。
適当に入った中華料理店の定食を食べ、せっかくなのでイルミネーションの撮影をやってみました。仕事帰りに寄り道ができるような戦略なのでしょうか、書店や食事処があって娯楽には困らないように思います。
イルミネーションが玉ボケするような被写体を探すことができず、苦肉の策で iPhone で前ボケを演出。まあ、それっぽくはなります。
特設ステージではライブ演奏が行われていました。想ワレえみこさん。力強い声と歌詞に登場する語彙が心地よく、胸の内から元気が湧いてきました。『希望のうた』明日もがんばろう、という気になりました。
結
貧乏になると身の回りに起きることは何もなく、外出しても自宅とスーパーマーケットの往復です。そんな中、こういう形で仕事の合間を縫って「新しい風」を取り込めました。
最初(知立)からカメラを持ち出しておけば良かったかもしれません。このセリフ、何回目でしょうか。荷物になることを嫌がっていては良くないですね。
仕事のことは程々にして「今度はどこに持ち出そう」などと邪なことを考えながら Google Maps を眺めています。
年内のどこかで手持ちのカメラとレンズの記事も書いてみましょう。
それでは、また。