5年前にも書いていますが、雪は何歳になっても良いものです。
もちろん、この寒波で電車が立ち往生になったり、最初から身の安全を確保するのではなく「出社する態度は示す」という日本の伝統的な様式美に振り回されたりした方々においては気の毒なのですが、それを抜きにすれば、非日常的な白銀の世界に思わず心が踊るものです。
「せっかくなら写真を撮りに行きたいものだな」とぼんやり考えながら温かいお布団の中で外気温の冷たさと戦っていましたが、せっかくなら…と、愛機 FUJIFILM X-S10 を持ち出してスナップを楽しむことにしました。
外に出て驚いたのですが、10年に一度とまで言われるくらいはあるかもしれません。アスファルトがキンキンに冷えてやがる(凍っていますが)
近所を歩いていると、よくツバキの垣根を通るのですが、そのツバキも雪に覆われていて寒そうにしていました。辛うじて覆われていない部分に氷を見つけたので、マクロレンズで撮影してみました。
ピントを合わせるのに失敗しましたが、立派なつららができていました。根本からもいで魔法使いになったことがある男性諸君は決して少なくないはず。
冬の渡り鳥といえばジョウビタキ。こちらはオスのようですね。いつも植物や風景の静かな写真ばかりでしたので、今回は動く被写体をモチーフに「動」の中にある「静」を表現してみようと思い至りました。
木の枝に積もった雪が自重に耐えられなくなって「ドサッ」と落ちていく瞬間、いいですよね。これを切り取るためにカメラを構え続けました。もうちょっとピントを雪に合わせたかったのですが中々これが難しい。
もうすぐ開花すると思われるハクモクレン。雪の帽子を被っていてどことなく可愛らしさを感じました。ちょっとした温度感が伝わると幸いです。
誰が作ったのだろう、雪だるま。子どもが適当に雪玉を握って作っただけの簡素なものですが、こういうのを見かけると製作者の笑顔や空気感も伝わってきますよね。
作品の良し悪しは置いておいて、良い写真を撮るためには「忍耐」も必要だと感じた瞬間でした。ずっとカメラを構えて動く瞬間を今か今かと待ち続ける…。そんな時間も楽しめなければなりませんね(もっと雪が舞ってくれたら…と思いました)
捕食シーン。捕食なのかはさておき、お食事中の野鳥も撮影に成功。バストアップにするくらい思い切り寄せてもいいかもしれませんね。
飛んでいる鳥の撮影には技術が足りていなかったようです。何を変えればよいのか勉強しないといけませんね。
どうやらこの白い木の実は食料になっているようです。この木なんの木。気になる木。
ということで、色々と撮ってみましたが久しぶりに少し楽しめた気がします。
なにも遠出するだけが撮影ではありません。カメラを持ち運ぶことは意識しておくと「良い写真」が撮れるように思います。あとは「待つ」こともほどほどに必要。
1月は結局お仕事がありませんでした。貯金を切り崩してなんとかやって行けていますが、電気代の高騰に頭を抱えています。
来月はお仕事の縁がありますように。そう願って止みません。
それでは。