a.k.a.Sakaki

赤坂さかきの旅路

春の足音と麻乃亭

2023年も3月に突入です。
逃げる2月と称される通り、あっという間に過ぎ去っていきました。簡単な近況ですが、ひと月ほど客先での勤務を終え、今月より再び在宅勤務が中心となります。

旧黒田邸

なんというか、ホッとしています。任期を終えた次の日は昼過ぎまで眠っていましたし、さらにその次の日も気が抜けて「仕事」という気分になれず、憎たらしいほど晴れていたことも手伝い、麻乃亭という、大正ロマン溢れるレンタルスペースに足を運んでみることにしました(※もちろん、今回も外に連れ出してもらいました。相変わらずの出不精です)

「麻」の暖簾

現住所の安佐南区は、明治時代から大正時代にかけて「麻」の産地として全国に知られていたという歴史があります。安佐南区の「安佐」は、元々「麻」という字が充てられていました。

日当たり良好

その栄えた時代を経験した旧黒田邸は、可能な限り当時のままの姿で保存された文化財ですが、Wi-Fiも冷暖房も完備されたコミュニティの場としても活用されています。

い草の香りが漂ってきます

一昨日までは雛祭りをしていたのだそうです。イベントの種類も年齢も問わず、とにかく人の集まる場所として開かれています。

住みたい

中庭に続く廊下です。日当たり良好で、縁側でスイカ食べたりシャボン玉を吹いたりしたくなりました。夏は大変そうですが…。

雑貨やオーダーメイドのアクセサリー等の販売もあります。どれも海外から仕入れたものだったり、東京の有名なクリエイターのハンドメイドであったりと、希少なものばかりです。

大正十年三月二十四日

大正時代の新聞に包まれた麻です。当時の歴史を研究している学者たちが見学に来るほど珍しいらしいです。こんなところがあったなんて。

こういうのが好き。写真を撮る人はこういうのをインスタとかにアップロードして「ファインダー越しの私の世界」とかいうタグを付けるんですよね(偏見)

丁度、第一次世界大戦くらいの時代です。これも当時の家主が使っていたとされるものを保管しているのだそう。こういうスピーカーを出したら一部の人には売れると思うんですよね。可愛い見た目をしています。

中二階にも上がらせてもらいました。ここも貸しスペースとして利用できるのだそうです。1時間で800円。自宅での作業に飽きたら利用させてもらおうかな…と思えるような静謐な場所でした。市内からならアストラムラインで来られるので、有事の際に利用させてもらおうと思います(麻乃亭ホームページ

日差しが強くなってきました

春っぽくなってきました。
なんとか1月2月を生き延びることに成功しました。そして、3月も無事に仕事が入ってきました。

 ただ、クライアントの事情で月末に給与が入らないので贅沢はできませんが、昨年よりも大きな案件ということで安心しているところです。今年は仕事が軌道に乗ることを願うばかりです。

 ― しぶとく生きよう。