a.k.a.Sakaki

赤坂さかきの旅路

納車:Fantic Caballero Rally 500

序:納車

セローを手放して3年が経とうとしています(関連記事)。リターンライダーと呼称するには間隔は開いていないものの、久方振りのバイクライフです。業務での移動用を前提としていますが、やっぱりコレがないと自分は生きていけない(オーバーかも?)

苦節3年、バイクライフ再来

なぜ外車を? その魅力に迫る

メンテナンスや故障リスク等で敬遠されがちな輸入車ですが、①写真映えするデザイン、②セローのようなトコトコ感と身軽さ、③セロー以上の力強さ…等々、国産車にないようなメリットが上回ったからです(あと、店主さん曰く「単純に壊れにくい」らしい)

①写真映えするデザイン

まず、見た目が良いですよね。現行の国産車にない見た目です。ジャンルとしては「スクランブラー」に該当する車種ですが、どちらかというと「オフロード」に偏っており、かといって、市街地を走っていてもサマになるような、片側二本出しマフラーがカッコいいです(純正で ARROW 社製らしく音も良い)

ベースとして「悪路走破性にも優れていること」が条件だったため、オフロードバイクの納車を考えていたのですが、革製のライダーズジャケットを羽織ってジーンズで気晴らし…といった「悦」に浸れるバイクにもなってくれそうなのが1つ理由として挙げられます。

②セローのようなトコトコ感と身軽さ

セローは、自分がバイクに求めるバロメーター的存在です。低速走行しやすく、ヒラヒラとハンドル操作でき、それでいてアドベンチャーバイクのような使い方ができる車両を探していました。

 候補に上がっていたのは Tenere 700、CRF250、Monkey 125 の3種でしたが、それぞれ、テネレは車重と大きさ、CRF は第一候補だったものの、シートの硬さと「私、オフロードバイクです」という見た目、Monkey 125 は遠出に向かないこと(それはそれで良さがあるものの)で、要件を満たせる車両が偶然コレだったという感じです(高級車なのでかなり悩みました)

 大型バイク(といっても450cc)の割には車体重量が160kg程度と軽く、まずは「気楽に乗れる」という点が大きかったのだと思います。

③セロー以上の力強さ

安定した低速走行を重要視していますが、このバイクは高回転域も面白いと感じています。まるで単気筒ではなく二気筒のようなエンジンフィーリングです。セローの時に長距離が苦だったわけではないのですが、高速道路は時速 80km ~ 90km での走行が常といったところで、行きは良くても帰り道がしんどかった記憶があります。

 一方で、今回は行きも帰りも比較的楽になったため、長距離ツーリングが捗りそうだと思っています。何が起きても良いように慣らし運転の間は近場をメインにしますが、まだ行ったことのない景色が「長距離」だったので充実しそうな予感がしています。

市街地を走行した感じ

試乗していたので大きな感動はなかったのですが、期待通りの走行性能でした。アクセルを捻ると荒々しく加速してくれる面白さはあるものの、エンストの心配を一切する必要がないほどの低速走行性能です。ぼくはコレを求めていた。

 ただ、トレールバイクが好みな自分にとっては「足つき」に不安を覚えます。身長が約180センチほどで、信号待ちではしっかりと踵まで着くのですが、蹴って前に踏み込めない程度で、林道の走行にどう影響するのかは気になるところです。とはいえ、まだサスペンションが新品の状態なので、足つきに関してはもう少し距離を伸ばしたら改善すると思います。

 そのサスペンション、記事執筆時点ではまだ本領発揮ではないと思いますが、路面を滑っているかのように衝撃を吸収してくれます。もう少し固めにセッティングして推進力を増してあげるとより安定しそうな予感。これからが楽しみになります。

カスタム計画

日本語版はオンラインのみ…

カスタムパーツはそれほど多くなく、この車両でほぼ完成と言っても良さそうです。せいぜい、積載やツーリング仕様のための USB 電源や ETC 車載機器のセッティングで済む点は(ある意味で)お財布に優しいです。

 ACERBIS のハンドガードも装着済みなので、残すはアクションカメラを設置するための台座と、スマートフォンホルダーくらいではないかな…と思います。取り付ける場所がないので拡張するところから始めなければなりません。これが大変。

 強いて言うなら、シールド(?)の色をイエローから黒系統の色に変えたいくらいでしょうか。ゼッケンプレートが良いアクセントカラーになってくれているので、フロント部分だけマットブラックで引き締めても良さそう…? この辺りは要検討です。

モトブログを始めてみたい話

納車時、音声と画角のテストを兼ねて動画も回しました。うん、音量が小さい。編集時に最大音量にしても、あまりにも小さいので(風切り音は心配ですが)ゲインを上げなければなりません。この調整が最も難しく、恐ろしく面倒な作業だと感じています。途中離脱者が多い理由がよく分かります。

 モトブログは後発組ですが、Fantic Caballero の情報はとても少ないため、検討中の人が動画を探していれば、すぐに見てもらえるような気がしています。

 決して打算的に始めるわけではありませんが、せっかく投稿するのですから、誰かの目に触れて欲しいと思うのが当然ですし、日頃から抱いている一種の孤独感も紛れてくれるように思っています。

結:少し人生が楽しくなってきた

初めての新車が輸入車ということで、少し緊張しているところもあります。数奇な縁ですが YAMAHA 車とも関わりがあるとのことで、ある意味では懐かしさもあり真新しさもある、そんな不思議な車両です(※エンジンは中国製)

ODOが0ではないものの新車

翌日は生憎の雨でどこにも出かけられていませんが、ODOメーター0km(疑惑)から育てていく楽しみができました。この距離を伸ばしながら時間の経過や季節感を噛み締め、自身の気持ちと向き合っていく、そんなブログになっていく(戻っていく?)ことでしょう。

これは、昨今、世間を騒がせている人工知能が書けない文章であり、キャラクターとしての、自身の強みであると願っています。― それでは、また。

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