a.k.a.Sakaki

赤坂さかきの旅路

雨と花と散歩

広島市営の植物公園にてネモフィラを撮影してきました。この花はここ数年で知名度が急上昇した気がします。まあ、こんなにキレイな青色なので写真映えしますよね。

10Lのバッグで来ました

今回は、桜の撮影時には活躍しなかったマクロレンズを主軸に撮影を行いました。持ってきたレンズは計4本と多めではありますが、Peak Design のエブリデイスリングに収納できました。背中が蒸れなくて良いんですよね。

ネモフィラ畑にて

雨天でした

あいにくの雨天でした。しかし、今回のような青色や緑色が主な色調の植物であれば、彩度が際立つように感じます。水滴の副題も添えられていて綺麗ですよね。もっと上手い人が撮ったらどう映るのでしょう。

今回のベストショットです。水滴の中に反転して映るネモフィラが可愛いですね。撮影時は「これを4,000万画素機で撮影できたらとんでもなく楽しいのだろうな」などと、X-H2 の影が脳裏をチラついていました。

小さい花ということで、望遠域のレンズが大活躍してくれました。雨と青色ってなんでこんなに美しいと感じるのでしょうね。水滴は青色ではありませんが、自然と「青」を連想させてネモフィラと調和しているからかもしれません。

もはや「エモフィラ」ですね

ギラついた写真が苦手というのもあり、この写真も全く彩度を触っていません。むしろ、いつも 10 ほど数値を下げています。それでいてもこの青色です。自然界で出る色にしてはあまりにも美しいです。

もうすぐ梅雨がやって来る

藤棚の下で

満開でした

ネモフィラ目当てで来たのですが、藤の花も見頃でした。富士フイルムのカメラで撮影する藤の花。「藤フイルム」の誕生の瞬間です。

雨が似合う花

マメ科の植物なので、花の形もどこかエンドウやスイートピーとそっくりです。伝わるかどうか分かりませんが、中世のフランス貴族ってこんな襟の服を着ていますよね。

出典は定かではありませんが、風に揺られるその様子から「歓迎」の花言葉が付けられたという逸話があります。藤棚をくぐり抜けた先は、どこに繋がっているのでしょうか。

フルサイズ機が欲しい気がします

温室にて

ハスの花

温室にも入りました。珍しい植物が育てられているのでいくつか紹介してこの記事を締めたいと思います。まずはハスの花。こんな青色のハスは滅多に見られないでしょうからね。植物園ならではの一枚です。

テイキンザクラ

ソメイヨシノやシダレザクラといった淡い桃色の花だけではありません。自然界にはこんな赤色を放つ桜もあります。キューバのような温かい地域に分布するのだとか。

真っ白のコチョウランです。花言葉は「幸福の飛来」であるため、開店祝いの贈答品となることが多いのですが、個人的には、そもそも花粉や香りが少ない花であり、手間もかからず水だけで長持ちする花であるのが選ばれる理由なのでは…と思っています。

左から順に、カカオ、コショウ、バナナ、コーヒーです。収穫、加工された姿しか見ないので新鮮です。野生では観察できないので「サケの切り身が海を泳いでいる」と思い込む幼児の気持ちが少し分かった気がします。

ヒスイカズラ

今年も見ることができました。いつ見ても「自然界で出る色なのか、お前」という感想を抱かずにはいられません。翡翠の名に恥じぬ極彩色です。

他、園内のスナップ

リムナンテス

一緒にいたパートナーから、別名を poached egg plant(落卵草)というのだと教えてくれました。カリフォルニアに広く分布するのだそうです。egg plant はナスを指すのに、poached egg plant はこんなに可憐な花。

ツツジの絨毯

一面がツツジの植え込みがありました。こういう場所を見つけるとテンションが上がります。どんどん敷設面積を広げて欲しいまであります。

パンジー

パンジーの甘い香りに誘われて撮影した一枚です。雨の粒がまた良いアクセントです。小学校の頃の授業で植えて以来、この花としっかり向き合っていなかったような気がします。香りが強いことを知りました。

イチハツ

アヤメ科の植物の中では開花の時期が最も早いことから「いち早く咲く」という意味の「イチハツ」が当てられています。昔は火事や強風を防ぐ厄除けとして茅葺屋根の上に植えられていました(出典:渡辺京二『逝きし世の面影』平凡社ライブラリー)

著莪(シャガ)

同じアヤメ科の中ではこの花が好きです。この時期に日陰や木陰を探すとよく出会います。魅惑の柄で見る人を惹きつけます。どうでもいいですが「釈迦でぇす!」の一発ギャグが脳裏を過ぎります。ほんと、どうでもいい。

甘味処にて

たくさん歩いたので喫茶店で休憩です。昔ながらの甘味を提供してくれます。ここのミルクセーキがとても気になっていました。

優勝

口に運ぶたびに体力が回復するのを実感しました。ちゃんとタマゴを使ったミルクセーキだったのでミルクセーキ欲が満たされました。今年の夏に余裕があれば呉の喫茶店で味わいたいものですね。

それでは、次回の記事でお会いしましょう。
次はバラの季節なので、バラの記事になるかな。それとも花菖蒲が先かな。あと数ヶ月でホタルの季節だな。バイクが一台でもあれば…というところです。